幸せな結婚生活とは?あなたのは思いやり?それとも無関心?
前前々回の記事幸せな結婚生活とは?Bebe(クリスチャン)から見た日本人の恋愛法則では、なぜ多くの日本人カップルが年数が経つと"Dead relationship"になっていってしまうのかを解明した。
もちろん"Happy relationship"なのであれば問題ない。
今回は3つあったプロセスのうちの3つ目を説明していきたいと思う。
3,"ケンカをせず干渉もせず、お互いがやりたいことをやっている状態=気を遣わない関係"がベストだと思っている
これはまさに7年付き合っていた俺と元彼女のことである。
俺たちは"恋人と言えどプライバシーは有り、相手が友達と遊びに行きたければ行かしてあげるべき"という考えだったので、お互いに一切束縛のない関係だった。
ケンカをすることも1年に1度あるかないかであり、笑いのツボも物事に対する好奇心や興味も似ていて一緒にいるときはよくしゃべっていた。
一緒にいた友達カップルが『2人共よくしゃべるね〜』と驚いていた程だ。
俺にとっては至極快適な関係であり、恐らく他のカップルと比べても仲が良い方だったと思う。
しかし別れは突然やって来た。
彼女が別れを切り出してきたのである。
そのときは心当たりも無く、なぜ別れなきゃいけないのか理解出来なかったが今思い返してみると、相当不満が溜まっていたのだと思う。
ケンカをしなかった理由も彼女が俺に合わせてくれていたからだと思う。
俺の中では"相手のことを思いやるからこそ束縛もせず、やりたいことがあれば尊重し、友達や家族との時間も大切にして欲しい"と思っていた。
一見良い関係性にも見えるが行き過ぎると"ただの無関心"と受け止められても仕方がないのである。
俺の場合は"思いやり"から"馴れ合い"に変わり、そして"無関心"になってしまった…。
(厳密に言うと将来のことも考えていたので"無関心"では無いのだが、彼女にはそう取られてしまった)
Bebeと付き合うようになってから自分の悪いところがたくさんわかった。
不満を平気で言ってくるので時にはケンカや言い合いにもなるが、不思議と、わだかまりやストレスは皆無である。
そして何より一番感じることは『愛』の深さが全然違うのである。
誰にでも家族や恋人、友達ですら入れたくない自分の領域というのがあると思う。
心理学では"パーソナルスペース"と呼ぶらしい。
パーソナルスペースを侵害されないと人は快適に感じる。
俺はあまり人に心を開く方ではなく、パーソナルスペースも広めに取ってあり、更に"のりしろ"分も用意してある。
ところがBebeにはそのパーソナルスペースが見えていないのか、ガンガン突っ込んで来るのである。
最初は耐性もないので本当にストレスが溜まり、別れることも考えた。
別れるかハゲるかのどちらかしか道はないと思った。
Bebeも『もう無理カモ…』と感じたこともあったらしい。
ただその困難があったからこそ愛が深まったことは確かである。
ついでに言うと、元彼女は"空気が読める"子なので俺のパーソナルスペースには1度も入って来なかった。
日本人の多くがパーソナルスペースを大事にしており、気を遣えて、空気が読めてしまうので誰も侵害して来ないのである。
その上、マナーや常識に厳しいので少しでも侵害されると"非常識"や"KY"のレッテルを貼られてしまう。
ところが本当の親友だったり夫婦になるためにはこのパーソナルスペースにガンガン踏み込んでいく覚悟が必要なのである。