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両親と義理親の「同時多発介護&ダブルケア」が発生!そのときどうする!?

両親、義両親の両方が同時に要介護状態になったらどうしたらいい!?

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現在47才の夫と私は、それぞれ長男と長女です。

そして、同じ学校ではありませんが同級生、つまり年齢が同じ。

そうなると、必然的に親の年齢も近くなります。

そして私たちは結婚が遅く、34才で結婚しました。

ですので親の年齢も高齢です。

そんな私たち夫婦が直面した介護の問題は、とても過酷なものでした。

なぜかというと、年齢の近い親達が、次々と同じ頃に介護が必要な状態になっていったのですから。

 

そんな夫婦それぞれの親に同時に介護問題が起こる状態のことを

「同時多発介護」

と呼ぶそうです。

 

さらにわが家は子育て真っ最中なので子育てと介護が重なる

「ダブルケア」

の状態でもあります。

 

 今回は、そんな同時多発介護&ダブルケアのまっただなかに入ってしまったわが家の体験談をお話します。

   

  

夫の父は80才。

夫の母は6年前に亡くなり享年68才。

 

妻である

私の父は78才(要介護1)

私の母は75才。

 

亡くなった義母を除くと、全員が後期高齢者です。

 

義父と同居をしているのには理由かありまして。

義母が亡くなったことで、要介護状態では無かったものの、生活力のない夫の父(私にとっての義父)と一緒に暮らすことになったというわけなんです。

 

その時の記事

www.yasuchin.com

 

こういう状況で、心配になってくるのが

「介護問題」です。

ひとりずつ。

順番に。

というのならまだ対応出来るのですが、年齢の近い親たちは、次々と病気を発症していきました。

 

最初は実父の難病が発覚

もう5年前の事になりますが、実父(現在78才)が突然難病におかされました。

薬の調整で、日常生活をなんとか送れる程度には回復しましたが、それ以来は入退院を繰り返しており、要介護認定により介護も受けて

「要介護1~3」

の間をいったり来たりしています。

 

主な介護者(キーパーソン)は、一緒に暮らしている実母になりますが、2番手は長女であり近居である私なのです。

※キーパーソンとは、要介護者(本人)に一番関わる人ということ

 

これが実は以外と大変でして。

 

親が介護を受けるまではまったく知らなかったのですが、介護の手続きというのは煩雑で、はじまってからも更新やなんやで、たびたび書類が届いたり、電話で連絡が来たりということがあるのです。

それを主な介護者のキーパーソンである母だけでは受け止めきれず、ほとんどのことを私が担う形になっていました。

 

2番目は義父の心不全

実父の介護が続くなか、今度は私と同居している義父(80才)が心不全になってしまいました。

一旦は生死の境をさ迷いましたが、バイパス手術を受けて、3ヶ月たった現在ではかなり自立した状態に戻ることができましたが、こちらも要介護認定を受けるための待機中の状態です。

 

同居しているということもあり、キーパーソンは夫になりますが、実際に事務的な手続きや日常生活の世話役は私になる可能性が高いと予想されます。

 

もともとうまくいっていなかった同居生活だったので、その義父を介護するという恐怖と嫌悪から、私は一時期ノイローゼのような状態になってしまいました。

そして、鬱を発症してしまい、現在治療中の身です。

このことは長くなるのでまた別の記事にまとめたいと思います。

 

3番めは実母の介護うつと骨折

そして、最後は実母(75才)です。

もともと腰が悪く、骨粗鬆症だった実母。

一度は腰に歩けないほどの痛みが出たこともありましたが、介護を受けるまでには、いたっていませんでした。

 

ところが、実父の介護を一人で担っている重圧と、長年飼っていた猫が無くなったペットロスが重なったためか

「死にたい」

などと口走るようになってきました。

ひどい時には夜中に

「もう死にたい。今すぐ。」

という電話がかかってきたのですが、さすがにここまで常軌を逸してくると放ってはおけず、精神科に連れていくことにしました。

するとやはり

「鬱病」

という診断結果が出たのです。

 

高齢者ということもあり、認知症の軽い検査もしたのですが、認知症というよりは鬱病からの混乱であろうということでした。

幸い、向精神薬が効いてくれたのか、実母の心の状態は安定してきました。

 

しかし、うつの件が落ち着いてきた矢先に、今度は自転車に乗ろうとして転倒。

足を骨折してしまいました。

高齢になると、骨がもろくなってしまい、若ければ打ち身程度で済むところが、ちょっとしたことで骨折となってしまうのです。

こちらも幸いなことに軽症で済みましたが、通院の付き添いや検査などで週に何度も付き合うことになってしまいました。

 

実母も要介護認定を受けることに

鬱になってしまった実母のことを実父のケアマネージャーに相談したところ

  • 実母も要介護認定を受けるべき
  • 実父の介護から離れる時間が必要
  • たとえ要支援1であってもいいから認定をもらい、腰のリハビリを兼ねてデイサービスに通ってみれば?

というアドバイスをいただきました。

諸般の手続きを引き受けて下さったので、今は要介護認定の日程を待っている状態です。

 

たった2ヶ月の間に両親と義父の3人ともが要介護状態に

そんなわけで、たった2ヶ月の間に

義父

実母

実父

の3人ともが要介護状態になってしまったのです。

 

まあ、実父はもともと介護状態だったわけですが。

 

いずれはこのような状態(3人介護)が来ることも想定していましたが、それはあまりにも突然でした。

かなり動揺してしまい、毎日眠れず不安に押し潰されそうになる私。

母だけでなく、自分自身もまた鬱の薬が手放せない状態でした。

 

両親と義理親の同時多発介護を乗り切る方法

そんな私の姿を見て、夫は私の両親と義理親の同時多発介護を乗り切る方法を考えてくれました。

そして、自分の姉妹達と話をしてくれることになったんです。

「やすちん(自分の妻)が壊れかけている。」

すると、その言葉を受けて、義妹がとりあえず義父を引き受けてくれることになったんです。

もちろん、そこに至るまでには、さんざん揉めたりという局面はありましたが、その話は長くなるので、またの機会に書きたいと思います。

 

 しかし、揉めたとはいえ、私と夫が感じたことはほんとうに相談してみてよかった、受け止めてもらえてよかったということでした。

長男夫婦ということで、そのように教育されてきた夫は

「自分達夫婦で背負わねばならない」

と思い込んでいたのかもしれません。

もし、そのままがんばりすぎていたら、私たち家族が壊れてしまったと思います。

私の苦しみに気づいてもらえて、ギリギリのところで家庭崩壊は回避されました。

そんな風に嫁の立場の私は感じています。

 

とにかく負担を分担!義父は一時的に義妹のもとへ

先ほど、とりあえず一時的に義父を引き受けてくれたと書きましたが、その理由はシングルマザーである義妹にとって、一人で義父のめんどうを見るのは気が重いということなのです。

一時的には引き取るけれども、いずれは私たちの住んでいる家に帰ってもらいたい。

自分たちの家から出てもらいたい。

という気持ちを持っているようなのです。

それから、気難しい義父とは昔からぶつかっていたという過去もあります。

 ずっと義妹にまかせるのは気の毒なのかもしれません。

 

しかし、私の気持ちの方は、一度味わってしまった義父の居ない快適な生活。

家ってこんなにリラックスできるんだ!

休みの日に家にいたい。

そんな風に思ったのは、同居が始まってから一度もありませんでしたが、義父が居ないということであればずっと家に居てもくつろいで過ごすことができるのです。

こんな風に感じている今さら、家に帰ってこられてはツラすぎる。

 

同時多発介護が発生したときの対処方法は「親をシェアする」

突然に同時多発介護が発生したわが家。

そこで私が思いついたのは

「親をシェアする」

という方法です。

 

親のシェアとは、きょうだい間で一定期間ずつ親と一緒に暮らしていくのです。

 

子ども(娘)が成人して社会人となっており、その娘の結婚が控えている夫の姉の家庭はこれから子どもの部屋が空いているという状況になります。

客観的にみても、確実にわが家よりも「同居」に適しています。

義妹のところが都合悪くなれば、今度はそちらへ行ってもらえればと願っています。

 

数年ずつ、そうして持ち回りで親のシェアをやっていけば、面倒をみる側の負担は軽減されると思います。

これはあくまでも同居嫁の側からみたベストな対策です。

親の側の意見は知らん!です(笑)

 

昔はこういった状態を、たらい回しという言い方をしていました。

しかし、それをこの

「親をシェアする」

と言う言葉に変換してしまえば、いろんな罪悪感や不具合が少しは緩和されるのでは無いでしょうか!?

 

とりあえず、今はこの方法がベストとしか思えません!

現場からは以上です!!

 

 

 

 

※2020年9月追記

この記事を書いてから1年経った現在では、親の介護状態にずいぶん変化がありました。

  • 実父は病状が悪化して療養型病院に転院してずっと入院中(要介護1)
  • 実母は鬱だけではなく認知症と診断され週2の訪問介護と週1のデイサービスでなんとか自宅での独居(要介護1)
  • 義父(夫の父)は義妹の家で暮らしておりサービスはかたくなに拒否(要支援1)

たった1年でこのような変化がありました。

高齢者は何かあると坂道を転がるように悪くなると聞いていましたが全くその通り。

そして介護者は事務的な手続きや通院などでかなりの負担を強いられます。

私自身も鬱の薬を飲むことでなんとか仕事に行けている状態ですから…

現在の状況での悩みや戸惑いなどについてもいつか記事にできればと考えています。

 

 

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