西洋占星術と四柱推命・紫微斗数の結果は同じでしょうか? お客様からのご感想

占術よもやま話し

先日、メール鑑定をしたお客様から鑑定後にメールを頂きました。

お客様は西洋占星術とタロットで実際に鑑定もなさっていらっしゃる方です。

中国の四柱推命と紫微斗数しかしない私にとって、西洋占星術は横文字でオシャレな感じのいわゆる「The・星うらない!」の何だかステキ♪というイメージですが、実際にちょっとばかり入門編をのぞいてみますと、やれアスペクトだコンジャンクションだなどと色々な横文字がごっちゃになってしまってどれも同じに見えて来てグチャグチャになってしまいます。

どうも私は漢字の方がとっつきやすいようです。

西洋占星術も出生時刻を考慮する高度な命術ですので、今回の鑑定の結果にどんな印象を持たれるか興味のあるところでした。

以下が鑑定後に頂いたメールです。

この度は鑑定していただき、ありがとうございました。

対人面で疲れてしまう部分が、福徳宮などに現れているようで、自分でも調べてみると、わたしの福徳宮はあまりよくないみたいですね。

読んでいただいた通り、人の気を受けやすいところがあると思うので、何か対策を考えていきたいと思います。

占い師さんへの講座はまだ能力的に自信がないところもありますが、占いを始めたい方への講座はできそうな気がするのと、やってみたい!という気持ちがあるため、まずはそこから、準備をはじめていきたいと思っています。

投資のほうも、起動に乗ってきたら、小規模でもいいので、講座や電子書籍、ブログなどで伝えていきたいなーとも考えていました。

投資について危険な年、金運が好調になる年も教えていただいて、ありがとうございます。参考にさせていただきます。

そして、収入を得る先が2つ以上ある、という鑑定に、安心しました。

一つの仕事だけをしていくことに抵抗があるのに、どうしても一つの仕事を極めていかなくちゃならないのだ、という変な思い込みがあり、今回鑑定していただき、その思い込みから自由になれた気がします。

今回、このタイミングで鑑定を受けることができて、本当によかったです。

西洋占星術では会社員などの働き方は向いていないチャートを持っていて、収入は、遺産のような人との深い繋がりからのものだったり、不労所得だったり、スピリチュアルのようないかにも怪しい(笑)かんじなのですが、東洋の占術でも同じような結果のようなので、怪しく不安定な道を進んでいく覚悟が決まりました。

この度は、読みごたえのある鑑定を、ありがとうございました。
何度も読み返し、大切にさせていただきます。

また機会がありましたら、よろしくお願いします。

私が出した鑑定の結果が西洋占星術と被るところがあったようで安心したような気分です。

紫微斗数は中国の占星術ですが、技法を研究していると古い時代の西洋占星術の技法と被る部分があると以前にChazz先生から教えて頂いたことがあります。

やはり西洋も東洋もルーツは同じ所かららしいということのようですから、出される結果も同じようになるのでしょう。

今回のお客様はこれからお子さんの子育てから少し手が離れて来るので今後の働き方についてのご相談でした。

普通のお勤めなどで転職が多く、もともと西洋占星術とタロットができるので知人のみに限定して鑑定を受けてしらっしゃるということでした。

対人面で疲れてしまうことが多いので一人で静かに自分の好きなことで仕事がして行きたいということでしたが、紫微斗数の身宮でもある福徳宮には天同星と巨門星が入り、命宮は亥の宮の太陰星と文曲星ですから、自分の好きなことを突き詰めて勉強する性質はとても強く確かにこれは西洋占星術などの占いの方面に進むのも当然だなと思えます。

ただこの天同星と巨門星の輝きが暗いために、対人面で消極的になってしまったりしてなかなかうまく周囲にとけ込みにくかったり、またあまり厳しい環境でのハードな仕事となるとそれは難しく、あまり大変なことを求められることなく自分の好きな趣味のような事でマイペースで楽に~といったような天同星の軟弱さのような面も出て来てしまうために、できるだけストレスのない環境や仕事内容でないと苦痛を感じるといったことになっているようです。

そして得意な占いの方は、勉強すること自体は楽しくて好きなのだけど、鑑定でカウンセラーのように人の相談に応えたり、伝わりやすいように相手の気持ちになって上手く文章にまとめたりするのも疲れてしまうので・・・ということでしたが、これは疲れる気持ちは私もとてもよ~く分かります。

でもそれだけではなく、今回のお客様の場合は特に「人の気を受けやすい」ということが命盤のある部分からうかがえましたので、これでは特に占い依存症のような依存的でエネルギーバンパイヤ的なお客さんの相談に「困っている人の為に私が助けて救ってあげなくちゃ!」などとまともに相手をしていたら、どんどんそのお客さんの発する悪い気を被って、そして自分のエネルギーを吸い取られて疲れてしまい気持ちどころか体調までも崩しまうようなことになり、「鑑定の仕事はちょっともう・・・」となってしまうのは目に見えています。

もともとご本人も「鑑定は知人の方限定」ということにして予防線を張っていらっしゃることからご自分でなんとなくそのような自覚はあったのではないかな?と思いました。

そして、四柱推命の命式の方では、本人が癸の「霊性」という意味を持つ食傷の専門技術・専門的知識を追い求めて行くといった様子が浮かび上がっていました。

ですので、こういう場合はやっぱり占いのような方面に進んで行くことになるのでしょうね。

このお客様の命式の場合は自分の仲間などが稼いだ財が自分の所に流れて入って来るといった流れがあったので、今は仕事として生かし切れていない占いは、「自分の仲間=生徒さんから入って来る財」、すなわち自分が先生になって生徒さんを教える占いの講師業として生かせば良い!という答えが導き出せました。

お客様の命式
年 庚申

月 癸●
日 辛巳
時 乙●

なぜなのかは説明はしませんが、お金が仲間を通じて自分のところに入って来る流れが出来ているのが分かります。

これでしたら教え方のスタイルを良く考えてやればお客さんからのマイナスの気に直撃されたり、エネルギーを吸い取られたりすることは鑑定をするよりはうんと少なく済むはずです。

つい先日も今回の鑑定とは別の対面鑑定で、もう占い館でデビューの話しが来ているタロットのお得意なお客様がいらっしゃり、タロットのような占いにとても向いている様子が命盤に表れている方でしたが、でもやはり人からの気を受けやすいという様子も出ていましたので、せっかくのそのセンスと才能が途中で折れてしまうことのないように、人から受ける気の影響を抑えるようアドバイスしました。

そして私も人の相談事に乗るよりは占いの勉強をしていた方が面白くて「あら、気がついたらもうこんな時間!」のようにいつまでも続けていられるというタイプです。

そんな私ですので占い依存症のようなお客様はほとんどいらっしゃることなく、結果を踏まえて自分でこれからの歩み方を自分なりに考えていこうというタイプの方が多いです。

だって自分を救う神様は自分自身、占い師や鑑定家は神ではありませんから。

今回の鑑定がお客様のこれからの進む道をご自身で考えるきっかけとなれれば良いなと思います。