「五行の力」とお客様からのご感想

占術よもやま話し

占いで出せるものはその人個人の運勢や未来などだけというわけではなくて、「測局・そっきょく」と言うのですが、その国の動向や社会情勢などなど国の運勢というものも占うことができます。

その国や政府がスタートした日をもとに紫微斗数なりの占いでチャートを出して見て行くわけです。

そしてこれはその測局法とは少し違うのですが、先日参加してきました陳俊龍先生の紫微斗数の講座では今年は年干支の●●●●から▲▲に★★★がつくという年に当たっており、頭に血がのぼった人が多くなりやすく、そういう年は何と革命が起きやすのだそうです。

確かに今香港ではこれが大きな革命の火種になるかどうかは分かりませんが何やらキナ臭い大変なことになっていますね。

遡ってみますと過去に同じ●●●●から▲▲に★★★がついた年には大きな革命が起こっています。

どういうことになって行くのか、大きな歴史の転換期は訪れるのか?今後の社会情勢がとっても気になります。

また、同じように今年はどんな気候になる? 起こりそうな自然災害は? どんな病気が流行りやすくなる?ということが分かる技として「五運六気・ごうんろっき」というものがあります。

これは東洋占術の根幹の陰陽五行の十干十二支の組み合わせを使い、その年の干支からその年の気候変動の様子や自然災害、流行りそうな病気などを予測していく東洋医学伝統の知恵です。

そんな「五運六気」に触れるお勉強会に今月の初めに参加してきました。
教えて下さったのは、いつも中医薬膳を教わっている先生のその師匠に当たる中国出身の中医学がご専門の医学博士でまた五行易占い(断易)もお得意!という陰陽五行のエキスパートのような先生です。

とってもざっくりとした内容しかお伝えできませんが、先生によりますと今年の初夏の季節は陽性の体質のせいか肝の経絡が過剰に働き過ぎてイライラしてストレスどっか~ん!(中医の用語でこれを肝火上炎という)で頭に血が上って怒りんぼうになりやすい人が増え(あれ?紫微斗数の講座で陳先生が言っていたことと何だか同じ?)

そして夏の残暑は厳しく暑さ対策が大切になり、そして今シーズンの冬は暖冬傾向となるのだそうです。

暖冬だからと気を抜いているとこういう暖冬の時特有の流行り病にかかりやすいので寒さ対策の用心が必要とのことでした。

そしてまたまた今年の干支の「己亥」の組み合わせだと、土の五行の地面が木の五行の樹木のエネルギーで振動が起きて、地震が起きやすくなるそうな・・・。

この仕組みについても五行の干支を使ってどうしてそういう結論になるのか?を法則に則って説明して頂きました。

何だか地震が多いこの頃でしたが、そんな五行の力が働いていたのですね~と実際に目には見えるわけでもないし、現代の科学技術的に解明されているわけでもない陰陽五行論ですが、「やっぱりそうだったのね~、五行ってすごい!」と感じずにはいられないこの頃です。

そしてつい先日メール鑑定をしたお客様から鑑定後にこちらのメッセージを頂きました。

精密な設計図を前に圧倒され、また一番気になっていた健康面が嬉しい結果だったことにとても励まされました。

今も持病がプチ再発していて周りの方々に迷惑をかけており、情けない気持ちになっておりましたので、鑑定書の「強い太陽の暖かさを運んで樹木に青々とした枝葉を付けて~」のところは文章のイメージの明るさも嬉しくて何度も読んでしまいます。

性格、性質につきましては依存心が強いところ、興味があるとわっと走り出すのに体力が続かずすぐ折れてしまうところなどをズバリ指摘していただき、自分を見つめ直すことができました。

勉強はするといいけどお金かけないで、というアドバイスもまさにいつも私がやってしまうパターンをご指摘いただき、助かりました。もうやりません!

自分のことはわかっているつもりで、特にダメなところはなぜか繰り返してしまう…のは結局わかってない、または目を背けてしまうからなのだと思います。

指摘していただき、問題点がはっきりしてとてもためになりました。

この先人生の辞書として何度も読み返して参ります。

この先またお世話になるかと思います。
その時はどうぞよろしくお願いいたします。

「精密な設計図」というのは過分なお褒めの言葉で、私としては聞かれた時期の運勢に対して必要最低限度のお答えをしただけのつもりでしたから設計図なんてものではないですが……(タジタジ…)

あとこれはご本人にとって「やらない方が損しなくていいよ!」という意味でご本人の性格上の弱点を書かせて頂きましたが、もうすでにきちんと向き合えていらっしゃった様子なのがステキです。

過去の行いを大変反省していらっしゃるご様子ですが、それは私も同じなので気持ちは良~く分かります。

そして確かに数年後からやって来る大運では健康状態が良くなることが約束されているような運気が巡って来ることがはっきりと分かりやすすぎるほどに分かりましたので、それをお伝えさせて頂きました。

この方は寒い真冬生まれの樹木の「甲・きのえ」の人で、この樹木のを暖めるものが命式の中にまるでなく、あるのは多すぎる冷たい水とその水を強める金の五行でした。
甲の根は一つだけあるけれども金に弱められてその上寒さで凍えています。

ですからもともと健康状態がよろしくないことはすぐに分かる命式でした。

そしてこの方ご自身である日主の甲は太陽の光りで暖められて反生することを望んでいる樹木の人でした。

あと数年後、まもなく大運で待望の真夏の強い太陽が巡る季節がやってきます。

健康状態だけでなくて仕事に役立つ技術や知識が実りやすいなど他にもいいことがありそうな時期になりそうですね~。

他にもお住まいになる環境で健康状態にプラスの応援の五行エネルギー作用効果のために、「こういう土地は避けた方がいいですよ」、とか「こういう所に住むと良いですよ」とか「こういう間取りの物件は避けて下さいね」などということをアドバイスしました。

こういうことも五行の力の関係を使って読み解いて分かることなんです。

人の生まれ持って決まった命式の中にも五行の力が働いています。

五行の不思議を読み解く謎々の勉強はこれからもますますヒートアップして行きそうです。