先週、暦上では立秋を迎えてもう秋の季節のに入りました。
気の早い話しではありますが、もうそろそろ「来年はどんな年になるかしら?」と来年のことに気を巡らせる時期に入ってきました。
(もうこんな本が出ています。これは先々月購入した来年の台湾の占いの暦の本)
紫微斗数で私の今年の小限命宮ですが、ここには天同星が。
天同星には今年の年干の庚からは化忌がつきますから、今年は小限命宮が良くない年になります。
同じく今年の小限官禄宮は生年化忌がついているので命宮同様によろしくない雰囲気で、ここの宮は天機・太陰の組み合わせで何やら変動を呼びそうな様子。
あら、大変!
しかし、精神的な様子が出る福徳宮は太陽星に今年の年干から化禄が飛び、更にもともとここの宮は自化禄なので二つの禄でとても良い状態。
これは一体どういうことでしょう?
命宮に化忌がつく場合は、これは自分の家など自分のテリトリーに籠って、じっくり自分の打ち込みたかったことに専念すると良いのにぴったりな時期になります。
化忌には「狭める、こだわる、執着」といった意味がありますから、これを逆手に取ると良いというわけです。
年運だけでなくて、もともと命宮に化忌がついている人も色々なことをそつなくこなすというよりは、何か一つのことに特化して専念すると良いタイプの人となります。
今年は世界的規模の流行病によって「ステイホーム」を余儀なくされた年になりましたので、自分のテリトリーに籠るのにはぴったりの年となりました。
もともと普段できなかったような資料の本を読んだりまとめたりといったことをする時間の余裕が欲しかったので、ちょうど良い機会になりました。
なので今年の小限官禄宮が示すように仕事の量が減ったりまた今までと違って「対面鑑定のみ」と鑑定のスタイルを変えたりしましたが、精神的にはそれがとても良かったようで気持ち的にとてもゆとりを持って過ごせています。
あえてこの時期にあまり無理せずに少しゆとりの時間を確保しようと決めたのは自分でした。
紫微斗数では年運の見方が二通りあります。
主に三合派で主流の見方の「小限」と、そして飛星派で主流の「太歳」という見方です。
流派が違うとその年の命宮の場所が変わってしまう?ってなことになるわけですが、実はこれ使い分け方があるんです。
小限は自らが原因で招くことを見るのに対して、太歳は自分ではコントロールできない自分の上に巡ってくる運勢によって引き起こされることを見る。
太歳は「今年は子年だから子の位置の宮が命宮」というのは万人共通で、今年が子年というのは誰にでも嫌でも勝手に巡ってきてしまうからですね。
これは台湾に行った時に楊老師からも、そして日本でも国内外の紫微斗数を大変良く研究していらっしゃる先生からも教わったこと。
こちらの本「紫微斗数古訣神探」の著者グループの先生方の中のまとめ役主要メンバーの先生からです (^^♪
あともう一つ大事なポイントは、小限で年運を見る場合には、その年の年干から四化星を飛ばすこと。
「○○流の方が△△流よりも優れているんだ!上なんだゾ!」という姿勢よりも、使えるものは必要に応じて使い分けるという姿勢の方が見えるものが広がるので私はその方が好きです。
今年は庚が年干の年ですから太陽の化禄がついて天同に化忌がつきます。
それに対して、太歳命宮で年運を判断する際には、その太歳命宮にある宮干から四化星を飛ばすこと。
これら、けっこうごっちゃにされていたりするのできちんと分けて判断する方が自分がその年に注意することなどがより明確になると思います。
ちなみに私の今年の太歳では父母宮の廉貞星に化忌が入り、そしてその対宮の疾疫宮が冲されます。
実は今年は昨年手術した脚の静脈になぜか血栓ができて腫れ上がったり、また珍しく低気圧と湿気にやられて今年の長梅雨ではいわゆる「気象病」でとても難儀していました。
なので現在お医者様のもとで、漢方薬で血の巡りと水の毒を出すための治療を開始しました。
血の巡りが悪く瘀血の上に高脂血症で血管が詰まってしまったのも水毒体質なのも、これ私の場合はみんな遺伝で抗えないもの。
東洋五術の考え方としては、漢方や必要に応じて風水なども取り入れて対策して行くことが良い方策となります。
ちなみに瘀血を改善すると、お肌のシミもできにくくなるというメリットがあります。
毛細血管が良く働くようになって、必要な栄養がきちんと運ばれるようになり、また老廃物がスムーズに流されるからですね。
私の場合は四柱推命の命式で土の五行が多くてジャマになっており、土の五行は脂肪で血管を詰まらせる脂肪分であったり、お肌を汚すシミであったりが多いんです・・・。
今年お世話になっているお医者様は漢方薬を使っての内科の治療の他にも、美容皮膚科の診療もなさっている方で、美白の治療の方も同時進行で開始しましたから庚子年の今年は私にとって美白の年となっています。
さて、どれだけ成果が出ることでしょうか。