私はこれまで遠慮がちな人生を送ってきました。
欲しいものを欲しいというのが照れ臭い
やりたいことをやりたいというのが恥ずかしい
フリマなどで買いたいものがあっても他に欲しがっている人がいたらと思うと遠慮してしまって結局先に買われてしまう
等々・・
有給休暇も遠慮して、本当に用事があるときだけしか取得せず、
毎年のように10日以上無効になる状態が当たりまえでした。
遠慮がち、控えめ、自分を表に出さないということが美徳としてしつけられたのか、勝手にそう思い込んでいたのかはわかりませんが、とにかくそういう人間でした。
でもある時、転機を迎えました。
人生が有限であることを意識し始めたのです。
きっかけは病気でした。
10年くらい前に先天性の特定疾患、いわゆる難病があることが判明したのです。
その時点ではまだ目立った症状は出ておらずあまり深刻に考えていなかったのですが、次第に血液検査の数値も上昇して症状も徐々に表れここ2,3年で急激に悪化してきました。
体力が衰え、少し歩くだけでも体がだるくなり、すぐに息が上がるような状態。
そして今年の8月、会社から帰ろうとしたときに急に苦しくなって動けなくなり翌日緊急入院しました。
すぐに命に係わるわけではないのですが、治療のために生活に大きな制約が発生しました。
また、合併症で他の病気を併発するリスクが高くなり突然死の可能性も普通の人の何倍も高くなると言われています。
医者の話では、残りの寿命が普通の人の約半分になるともいわれており、今40代半ばで男性の平均寿命を80歳とすると残り20年を切ってしまうことになります。
人生、残り20年もない
そう考えたとき、人生このままで死んでもいいのかと思うようになりました。
もっと自分がやりたいことをやらないと死ぬ間際に後悔するんじゃないか?
自分のやりたいことってなんだ?
そこで思い当たったのが、
いつもyoutubeで見ているアウトドア料理の動画でした。
焚火を起こして美味しそうな料理を野外で作って食べる
ステーキ、ベーコンエッグ、ビーフシチュー、焼き鳥、ピザ、ハンバーガー、ソーセージ・・・
いちいち美味しそうな動画たち
深夜の飯テロにやがて心を奪われました。
自分も野外でこんな美味しそうなものを食べてみたい
焚火してこんな料理をしてみたい
なんなら動画も撮ってみたい
そんな思いが重なり、急遽取得した有給休暇に肉を焼きに行こうと思いたったのでありました。
これからはやりたいことをやりたいと声に出してやっていこう。
遠慮することはない
どうせ人はいつか死ぬのだから、後悔しないように生きていこう。
↓こんな旨そうな料理を作って食べてみたい
なんとなくでもわかってもらえる方
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