初めてER/緊急救命室に行った。猫に咬まれた手がパンパンに腫れて来たからだ。



手が熱を持って熱かった。腫れてる。

 

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我が家にはお客さん用のゲストハウスがある。ニュー猫が来た時、何かしらの病気を持っているかも知れないので、2週間隔離する家として使ってる。うちには子供が居ないので、犬猫が家の部屋の殆どを使っているのだ。

 

黄色の家が猫ハウス兼オフィス


猫ハウスの反対側。Day-light basement。坂に建ててある。

一階は猫ばっかり


下にはベッドがある。
 

 

ニコ6年前のある日、ニュー猫が来た。白猫兄弟2匹だ。「ロク」と「ハチ」と名付けた。頭のグレーの八割れが「六」と「八」に似ていたからだ。 
 




ちょび髭のハチ



彼等には、2-3週間をそこで過ごしてもらい、病気の有無がクリアになったら捕獲し、他の部屋に移動しようと試みた。しかし、半野良だったので捕まえる事すら出来ずに6年が過ぎた。

 

 

そのゲストハウスは、夫ちゃんが長い間オフィス/猫ハウスとして使っていたが、仕事の関係で先月からカリフォルニアに移り、50%はそっちで過ごすので、そのゲストハウスを友達に貸す事にした。 

 

その友達には、16歳、4歳、そして2歳の子供が居るので、ロクとハチを他の部屋に移さなければならなかった。しかし、友達が引っ越して来る前に猫を移動させるのに失敗した。きゃつら逃げるの速い速い!0



夫ちゃんの住むアパート周辺。(ゆず撮影)


夫ちゃんのアパートの階下はショッピングエリア。(ゆず撮影)

 

 

ーゆずがERに行く6時間前ー 
 

 

ある日、友達家族が出掛けている時に白猫ちゃんの一匹を見つけた。ハチだ!捕獲作戦開始。上のドアも開く猫キャリーを持って来た。追い詰められた半野良猫ハチが噛むだろうと予測はしていたが、皮の手袋を見つける事が出来なかった。

 

 

「まぁ、大丈夫だろう。」と、たかを括ったのがそもそもの間違い。世の中には侮ってはいけない物が3つある。(持論)

 

 

動物

自然

 


ハイッ。咬まれました。(知ってるって?)

 

 

私の前を横切って逃げようとした、ハチの首の後ろを掴んだつもりが、ちょっと下の方を掴んでしまった。ヤバいな…と思いながらも、もうちょっとでキャリーに入れられる所だったので、バタバタ暴れるハチを掴んだまま捕獲作戦を続行した。ちょっとオシッコをチビっていた。ハチがね。(私はチビっとらん)

 

 

大人しい猫だったので、ハチが動いていない時は触れたり出来たのだが、追い詰められた場合は別話だ。この暴れ猫に咬まれた場所は、右手の薬指の端っこと、手のひらをちょこっと。咬まれた傷自体は怖くないんだけど、バクテリアが入って化膿するのが怖い。

 

 

咬まれてからすぐに血を水で洗い流し、消毒した。出来るだけの事はした。あとは祈るだけ。


「南無三 !!」

 

 

やはり普段の行いが悪いせいか、6時間後には傷の周りが痺れて、じんじんとした痛みがある。そして腫れて来ている。咬まれた傷口はもう殆ど塞がっていた。


 

 

猫を侮った結果、手を咬まれるという失態をすでに犯したので、傷の状態を侮るという事はしたくなかった。仕方が無いから病院で抗生物質と痛み止めをもらって帰った。


次の日はビックリする程に、右手の傷口の周りがパンパンに腫れていた。手のひらの厚みは左手の二倍以上だ!すごい、すごい、相撲取りの手みたい!


 



 

 

3日目もかなり腫れていたが、痛みは引き始めていた。4日目には大分よくなって、小指と薬指をくっ付ける事も出来た。完治するまでに5日って感じだ。(感じだじゃねーだろ?)

 

 



 

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1週間経って、傷も殆ど治ったので、さぁ捕獲作戦開始。しかし、皮の手袋を買うのを忘れていた。今回は捕まえずに追い詰め作戦で行った!

 

 

洗濯カゴや、本棚を地面に置き、猫の逃げる先を塞いでトイレに追い込んだ。すでに閉められたドアから逃げようと焦っているハチの上から、厚めのチビ毛布をゆっくり被せてキャリーに誘導。そして…入った!

 

 

2回目は結構簡単に捕まえる事が出来た。ハチは今、別室でゆっくり過ごしている。
残るはロクだ!



イケヤ品に囲まれるハチ


今回の経験で思った事が二つある。

我が手を見て、改めて歳を取った事を思い知らせれた事と、手に厚みがあると、ジーンズのポケットに手を突っ込んで物を取り出せないという事だ。

 

 


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