それ、問題です!

引退した大学教員(広島・森田信義)のつぶやきの記録

「桜を見る会」騒動の意味不明

2019-11-24 21:57:40 | 教育

 国会では、首相が、公費で開催される「桜を見る会」に地元支援者を招いているのではないか、公職選挙法に違反する金の使用はないか、領収書等はないか、など大騒ぎで、野党は追及に色めき立っている。

 シュレッダーにかけてしまったという書類については、シュレッダーの利用記録はないのか等の些末な質問まで出る始末。

 公費で実施する、「桜を見る会」という、ちょっと意味不明の会の内容は、国民に分かりやすい透明なものであることが望ましいのは言うまでもない。不正の疑惑がある場合には、その解明のための発言も論議も必要である。しかし、それも節度あるものであって欲しい。

 現在のわが国は、国内外の深刻な問題を抱えている。例えば、台風という大災害への対応は十分にできているのか。経済問題、社会福祉問題、教育問題等は楽観視していてよいのか。韓国、中国、ロシア等との間の関係は問題にするに及ばない状況なのか、等、実は問題だらけではなかろうか。

 国会運営のために必要な年間予算は千数百億円、単純計算で一日あたり数億円になるという。「桜を見る会」は、予算がふくれあがって5,200万円になったという。決して小さな額ではないが、国会議員の任務、機能を考えると、ことの重大性を弁えて行動してもらいたい。


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