連れ合いに頼まれて、小鳥の巣箱を作った。
ホームセンターで板切れを買い、工具は自宅にあり合わせのものを利用したが、穴あけに苦労した。ドリルを使用すれば一気に穴があくらしいが、巣箱用に,ドリルの先端工具を購入するわけにも行かない。太めのドリルで穴をあけ、これまたありわせの、やや細目の刃のノコギリで、丸くなるように努力したのだが、これは大変な仕事であった。後に、穴は,必ずしも円形でなくても良いらしいと知ってがっかりしたが、ともかくも、キツツキの根気を想像しながら自らを鼓舞しつつ作業を進めた。
穴の特徴は,形だけが問題ではない。直径(大きさ)をどうするのかということもある。ネットで調べると、シジュウカラ類は28㎜で、30㎜になるとスズメが入り込むという。スズメのための巣箱など御免こうむりたいので,わずか2㎜差の28㎜を目指す。いやはや小鳥の世界も精密な思考で支えられているものだと感心した。
庭先のカツラの木に取り付けて,仕事を完了。なんとも疲れる仕事であった。
翌日は、大型の網戸の張り替え。特殊構造の網戸に翻弄され。疲労困憊。DIYなどタカがしれていると思っており,こなしてもきたのだが、いやいやなかなか大変なものもあるということが身にしみて分かった。