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北国の遊び方 ~北海道の釣りブログ~

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2020.07.13
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カテゴリ:トラウト
​えーと、今ですか?またですか?とも言える話題ですが、今急上昇の話題です。

アメマス駆除の記事がひっそりと話題。


何で話題になったのか?


そもそもこの話題が何で注目されたのかと言うと、某新聞社の記事でした。

それは道東のある地域において、サケ稚魚を捕食するアメマスを特別採捕許可をとって建網で駆除しているのだと言う。
また、それには奨励金が支払われると言った内容であった。

真相は不明ですが、仮にこれが全て事実であったとしたら、どうなんでしょうか?




漁業者・釣り人にも言い分があると思うが。


この記事、私も読みましたが、あまりにも情報が少なすぎて、色々な誤解を与えてしまうように思えました。

そもそもアメマスの駆除の話題が釣り人の間で盛り上がったのは私が知る限り、もうかれこれ10年近く前の話題だったと思います。
一度、どこかで火がついて話題となり、今もどこかでやっているとは聞いていたのですが・・・・。
しかし、ここに来てこの記事が新聞に載ったことにより再燃焼した。と言ったところでしょうか。


この話題は、先ほども書きましたが端的に新聞の記事にするにはあまりにも危険な印象を受けました。


と、言うのも何故そうなったのか、詳しい経緯が全然わからないのである。


今ままで、どの地域で、例年どれぐらい獲れてたサケが、いつ頃ぐらいから減り始め、それにはどんな要因がどれぐらいあるのか科学的根拠が読者からは全くわからないのです。


そして、科学的根拠があやふやなまま、「アメマスがサケ稚魚食べてるから駆除してます。」

みたいなことを、ドンっといきなり書いてしまうものですから、それはそれで、「おいふざけるなよ!何やってくれてるの?」と、問題になるのも当たり前でしょう。


サラっと記事を書かれてしまうと、経緯のわからない人は、アメマスは悪い魚なんだね!駆除しなければ!とすり込み状態で思い込んでしまう方も相当いらっしゃるかと思います。


その地域において、どれぐらいアメマスにサケ稚魚が捕食されていて、その影響がどれぐらいあるのか?そもそも、アメマスは駆除しなければいけないぐらい、どれぐらい増えているのか?その増えている原因は何なのか?サケ稚魚なのか?など書かれていないと誤解だらけになってしまいます。





また、どれぐらいの期間において、どれぐらいアメマスを駆除すればどれぐらいの効果になるのか?その見込みは?駆除するサイズは何センチ以上か?駆除するエリアは適切か?そもそも何でアメマスなのか?稚魚じゃなくてもサケの卵を食べる魚は他にもいるのでは?
そして、その作戦が成功した場合、誰がどうなって、自分達道民にはどんなメリットがあるのか?
など、詳しいことがわからなけば、話の論点ばブレブレで、ただ双方が言い合っておしまい。と言った形になるのは目に見えていることでしょう。

在来種のアメマスが在来種のサケ稚魚を食べるなんて話は、北海道のトラウトアングラーであれば、誰でも知っていることですよね。
そんなの釣り人じゃなくても遥か前からわかっていたことなのに、なぜ在来種のアメマスを駆除する必要があるのか?と言う意見も多数かと思います。





さらに、この言葉は書かなくても良いのでは?と言う一言も最後に書かれていました。
それは「駆除することを意気込んでいると言った内容でした。

これは正直、私個人の意見としては余計は一言だったと思います。取材でこのような発言をしていても、記事で書くことじゃない。と言うのが私の意見。
記事にすることで、余計に火をつけてしまうのはわからなかったのか?と言ったところです。


当然、こんな経緯を新聞でこと細かく書ける訳はないので、こんな記事になってしまったと思うのですが(そう思いたい)、当然炎上するのはわかっていたことかと思われます。


ただ、漁協の気持ちもわかります。
生活がかかってますし、サケの漁獲量が激減していることなんて言うのは今は誰でも知っていることです。
しかも、どんなに放流しても時期になれば延々とサーフには竿が立ち並び、河口や港には数か月、釣り人が何百人もいてサケを狙っている状況。一人一本や二本の釣り竿かもしれないけど、釣り人がそんなにいて、毎日サケを釣られたら数も減るよ。と言われると正直言葉が詰まるものがあります。
さらに、サケが増えて喜ぶ釣り人もいるのでは?と言われると追い打ちをかけるようにツライですね。

本音を言うと駆除したいのはアメマスではなく、サケを狙う釣り人かもしれません。

また、特別採捕許可を出す側も行政ですから、それなりの根拠を握っていないと、当然そんな許可を与えることもないかと思います。
無い状態でやっていたらそれはそれで大問題ですが・・・・。
もしあるのであれば、道民にわかりやすいように周知する機会がどこかであっても良いのかもしれません。(私が調べきれてないだけだったらごめんなさい)
許可があるから駆除できるのですから、漁協も堂々と駆除できるわけです。





また、アメマスに奨励金など支払わなくても、そのお金でもっとサケ稚魚放流できないものなのか?なんて意見もあると思います。
そしてその場合、どれぐらいの費用体効果があって、生態系にどのような影響を与えるか?
などの問題も浮上するかと思いますが、今現状のお話しだと、北海道のサケは放流事業が無いと激減するのは目に見えていて、その科学的根拠もあります。
しかし、じゃぁハチャメチャに放流しまくれば良いじゃん!と思う方もいらっしゃるかと思いますが、放流したサケって野生のサケと比較すると泳ぐ能力などが低いんですね。野生を生き抜くパワーが無いのです。
そんなサケがどんどん増えていくと、軟弱なサケばかりになってしまうので、これもまた問題なのです。「パワーのある野生のサケを増やしていく」と言うのも今後非常に重要になってくるでしょう。
このお話はまた、秋にでもしたいのでこのぐらいにしておきますが、放流しまくるって選択肢はできるだけ無い方が良いと言うのが個人的な意見です。


何はともあれ、私達釣り人にとってはあまり気分の良い話ではありませんが、漁業を生活の柱としている方も多々いらっしゃいますので、その辺のバランスに〇×つけるのは非常に非常に難しい話題であったと思います。

※2020/7/22更新
この新聞社の記事について、極めて信憑性に欠ける、事実とは違う内容との情報がありました。
現在駆除は行っておらず、奨励金も無いとのことです。

まとめ


簡単に言うと、新聞の記事にするには情報量が少ない状態で載せたのが一番問題かと思っています。

個人的なことを言わせていただくと、駆除したことより、駆除したことによる結果を知りたいです。
結果がでるまでには当然数年~十数年ほどかかるのはわかっていますが、結果が気になります。
今ままで駆除した結果でも良いので知りたいです。
サンプル数があまりにも少ない、効果がさほどないのであれば、駆除しないと言う選択肢も出てくるでしょう。あったのであればこれはこれでまた、考えなければならないことかと思います。
この辺は駆除の許可を出している方々、駆除を望んで行った方々に結果どうなったか、ホームページなどでも良いので道民にわかりやすく周知する機会をいただきたいですね。

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Last updated  2020.07.22 15:53:59



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