9月5〜8日、少し遅い夏休み。
満を持して北アルプスへ、急遽の山行。上高地から山に入り、穂高方面へ向かう。2年ぶりの穂高は、全日快晴が迎えてくれた。
今シーズン、樽前山、駒ケ岳(少し)、雨竜沼とトレーニングし(たつもり)、体力はかなり回復したものの、気持ち的に不安があり、涸沢ヒュッテまで行ければ御の字と思っていた。
だいたい、去年の今頃は平地を1キロも歩けなくなっていたのだ。そんな私の当初プランは、超弱気の横尾山荘止まり。山の空気を数日味わって帰ってくるつもりだった。しかし、同室の方々と話をする中で、涸沢まで行く決意を固める。そうだ、通勤で3キロ歩けるようになったではないか!毎日駅のホームの階段だって登り降りしてる!スクワットも続けてきた!そして雨竜沼だって登れたじゃん!そう自分にゲキを飛ばす。
恐る恐る歩き始めたが、横尾から涸沢まで2時間半で行けた。うわっ!私、体力戻ってるぞ!
ヒュッテで乾杯しているおじちゃんと話してるうちに、なんか、行けそうなぎ気がしてきて、穂高岳山荘を目指すことに。
まぁ、ザイテンの取り付きまで行って、やばいと思ったら引返そう。そんな気持ちでパノラマコースを歩き始めた。
ゆっくり、ゆっくり、休み休み。汗が吹き出し、息が切れる。「ホタカ小屋20分」のペンキを見たとき、ああ、ここまで来れたと感無量、人知れず涙ぐんでしまった。
穂高岳山荘まで来られるなんて、思ってなかった。本当に夢のようだ。小屋に着いてのんびり感慨にふけっていると、やおら外が騒がしくなる。なんだろ〜と出てみると、涸沢にガスが溜まって、後ろから夕陽が差し込み、人生初のブロッケン現象😵
翌日もすこぶる快晴、涸沢岳で山々の景色を堪能してから、ゆっくりのんびり徳沢まで降りて、贅沢な後泊付きの山行。
徳沢園で夕食をご一緒したおじさま、おばさまとのお喋りも楽しかった。
ま、その後、筋肉痛と浮腫は4日間続いたのでした。
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