今日、知人に忠告された。
癌であるのに、登山していることをSNSにアップするのは如何なものかと。

癌患者なのだから、それ相応の控えめな生活をしろと。
山に登れるくらい体力を回復させたこと、それを心底嬉しいと思い、再び山に行けることから生きる力を得ていることはまぎれもない事実だけど、それを表現してはならないとのこと。

その人曰く、周りはそうは見ていないらしい。

どう見てるの?

私は癌サバイバーだ。だけど、それを声高に振りかざして他に迷惑をかけるようなことはしていない(と思う)。治療を終えてすぐに仕事に復帰した。与えられた仕事を、病気になる前と変わらずこなしている。

でも違うらしい。
病気のくせに遊んでる、と捉えられてるらしい。ビックリしたし、がっかりした。ホントなの?癌患者は好きな事をするのも許されないの?いつの時代の話なの?
抗がん剤治療を乗り越えて、髪も少しずつ伸び、1年後にはここまで体力も回復するし、したい事もできるようになるよ、と表現することはダメなの?少しでも、今現在、癌と闘っている人たちの励みになればと思っていたけど、まさか、そんなふうに言われるなんて。

なら、回復なんてしなきゃよかった。
いや、そもそも誰にも言わなきゃ良かった。
なんなんだ、この世の中。

その人と話をしていて、切なくて泣けてきた。でもその人は、私が感極まって泣いたと思ってる。

まぁ、きっと、そんなふうに思われる私の生き方や人との付き合い方に原因があるのだろうな。

いろいろと、もうやめたくなった。
弱音ばかりでごめんなさい。

札幌に戻ってくるんじゃなかった、と思う夜。




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