去年、左胸の乳癌を全摘し、8月から抗がん剤治療のTC療法が始まり、10月3日にラストケモとなった。術後の補助療法なので、きっと、治療の長さ、回数ともに、短い部類なのだろうと思う。

3ヶ月の治療を終えて、10月下旬から仕事に復帰した。当然、まだ髪の毛はなく、治療前にあつらえておいたウイッグをつけて日々を過ごした。

年を越し、春になり、少しずつ伸びた髪。
癖でクリンクリンでも伸びてくれることだけが嬉しかった。ゴールデンウィーク明けには、ちょっと早い気もしたが、ウイッグを被るのをやめた。自分的にも衝撃的なベリーショートだったが、地毛で生活できる幸せを噛みしめた。

癖が強く、前髪がなかなか伸びなくて、ショートヘアのまま過ごしてきたが、サイドの髪は、耳にかけられるようになった。そして、癖も少し弱まってきてるような気がする。

もともとは、パーマもナカナカかからないくらいの強いストレート。何となく、ツヤも少し戻ってきたかしら、なんて思ったり。白髪が増えてしまったのはしょうがないかなぁ。
もう少し癖が取れたら、明るめに染めちゃおうかな!

胸の傷は相変わらず赤く目立ち、鏡を見る度に目を逸らしてしまうけど、それ以外は、とても順調に経過している。
薬の影響は多少あるものの、以前と変わらない生活ができることにとにかく感謝だ。

実は、週末、実家に帰った際、いとこの娘(まだ20代前半)に乳癌が見つかったことを知った。母とは普段あまり親しいわけではない叔母が電話してきたとのこと。きっと藁にもすがる気持ちだったのだろう。母は、私が治療を終えてピンピン仕事してる事を伝えて励ましたそうだ。早期発見、早期治療で順調に行く事を願っている。そして、私の例が、何か少しでも役に立つのであれば、と思う。

このブログも、最近はしょうもない戯言しかアップできていないが、昨年の治療時の記録がほんの少しでも誰かの役に立てばいいなぁと思うし、今後も自分の身体に起きる事は、きちんと記して行こうと思う。



乳がんランキング