【富山・御殿山】南房総ハイキング
先週末は、南房総に一泊二日の旅行に行ってきました。千葉へは何度も旅行に行っていますが、山登りにハマってからは初めてです。
今回は登山中心の予定を組み、千葉の新たな魅力を発見できました。
房州低名山
最も標高の高い山が、47都道府県中で最も標高が低い千葉県。
嶺岡愛宕山(みねおかあたごやま)で、408.2m。
しかし、低山と言えども、短い距離で斜度が急なので、想像以上に登りごたえがあります。
そして、里山を眺められる素敵な低山が多くあり、房州低名山としてリスト化されています。房日新聞社により2007年刊行の「房州低名山&温名湯」にて紹介されたリストです。
千葉県の関東百名山
関東百名山に含まれる千葉県の山は、全部で5つです。
鋸山、富山、伊予ヶ岳、御殿山、高宕山です。
このうち、今回は富山と御殿山に登りました。
【公式】富山・御殿山の登山コース
南房総が運営するサイトには、Google マップも駆使して、コースがわかりやすく明示されています。
【ヤマレコ】富山・御殿山の登山コース
guroguroさんの山行記録は、駐車場の情報もわかりやすく明示されており、写真や解説も多いので、ぜひこの参考記録をご覧になることをおすすめします。
しかし、1日に4座はかなりハードですね。すごいです。
さほど体力のない私たちには、さすがに1日に4座は難しいので、1日で1つを登ることにしました。
低山では、トレッキングポールを持たず、トレッキングシューズではなくウォーキング靴で行くのですが、ふくらはぎが痛くなるくらいの斜度はありました。
富山
読み方は、「とみやま」ではなく「とみさん」です。
富山の駐車場
近くに伏姫籠穴もあるので、無料駐車場があります。日曜日で数台の車が止まっていましたが、広くて充分なスペースがありました。
伏姫籠穴と、福満寺にはトイレがありますが、駐車場にはトイレはないので注意してください。
富山山頂までの道のり
福満寺には「コース内に蜂の巣が複数あり、被害も出ている」と注意喚起がありました。蜂の巣が近い場所にも、同様の注意喚起があります。
私たちが登ったときには、たまたま蜂は見かけませんでしたが、被害も出ているということなので、こだわりがない場合は伏姫籠穴経由でピストンしたほうが安全です。
◯合目という道標があります。道は整備されていて、滑落するような危険箇所はありません。が、なかなか角度が急です。
富山山頂からの眺望
山頂は開けており、テーブルと椅子などの休憩所もあります。展望台もあり、眺めがとても良いです。
山頂の看板は、展望台のある広場に入る前、向かって右手の脇にあります。最初は気づかずに通り過ぎそうでした。里山がとてもきれいです。
御殿山
御殿山の駐車場
農村の中、高照寺のそばに無料駐車場があります。写真では電信柱の影に隠れていますが、小規模ながらも掃除の行き届いたトイレがありました。
御殿山山頂までの道のり
こちらも、富山に負けず劣らず角度が急で登りごたえがあります。富山よりきついと感じたのは、2日目だったからかもしれませんが。
山頂以上に見晴らしが良いのが、大黒様の像がある休憩所です。
大黒様が見守っている、里山の風景です。
御殿山山頂からの眺望
山頂からも里山が見えますが、木にはばまれていて、休憩所のベンチからはやや見づらいです。大黒様の休憩所の方が、開放感がありました。
野山の花に癒やされる
これまでは、山に慣れることと体力づくりが最優先で、登山中に周りを省みる余裕があまりありませんでした。
しかし今回は、4月下旬に入って暖かくなり始めたこともあり、登山道の脇のきれいな花がたくさん目に留まりました。
富山には二輪草も咲いていたのですが、写真を撮りそびれてしまって残念。これからは積極的に撮りためておきたいです。