大きな古墳が9基ある『さきたま古墳公園(埼玉県行田市)』に行ってきました。
5世紀後半から7世紀はじめころまでにつくられた国有数の古墳群となり、昭和13年に国の史跡にも指定されました。
登れる古墳、中に入れるよう整備された古墳、前方後円墳、日本最大級の円墳など、誰にでも楽しめる行田市でおすすめの観光スポットとなっていました。
- ◆さきたま古墳公園とは・・・
- ◆日本で最大サイズの円墳『丸墓山古墳』
- ◆発掘されている古墳はまだ少ない
- ◆石室を見学することができる『将軍山古墳』
- ◆国宝が展示されている博物館
- ◆駐車場やアクセス方法は?
- ◆おすすめスポット
- ◆さきたま古墳公園 基本情報
- ◆まとめ
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◆さきたま古墳公園とは・・・
行田市の市街地から南東に位置する、9基の大きな古墳が集まっている公園となっています。
現在の総面積は39.5ヘクタール。
東京ドーム8個分以上にもなる広大な公園ですが、最終的な都市計画で97ヘクタール(東京ドーム20個分)となっているので、将来的にはかなり広大な公園になりそうですね。
公園内には古墳以外にも、古墳の内部を展示している『将軍山古墳展示館』や国宝が展示されている『さきたま史跡の博物館』などもありますよ。
現在の広さでも、なかなかの距離を歩くことになるますので時間に余裕を持って訪れてみてはいかがでしょうか?
◆日本で最大サイズの円墳『丸墓山古墳』
さきたま古墳公園の駐車場から程近くにある『丸墓山古墳』ですが、日本で1番大きい円墳といわれています。
主軸長(直径)が105メートル、高さが約19メートルとなっており大きな丸い山にしか見えませんでした。
公園内にある案内によると、1590年に石田三成が忍城を水攻めにした堤防の跡『石田堤』があるそうです。
ちなみに丸墓山古墳は登ることのできる古墳となっており、頂上からはさきたま古墳公園を一望することができますよ。
心地よい風を感じることもできますので、是非登ってみてはいかがでしょうか?
階段も整備されており、とても登りやすかったですよ!
◆発掘されている古墳はまだ少ない
さきたま古墳公園には9基の古墳がありますが、その多くは未発掘となります。
そのため、古墳に登れるには『丸墓山古墳』と『稲荷山古墳』のみとなっています。
稲荷山古墳は、昭和43年に発掘調査が開始され『金錯銘鉄剣』をはじめ数多くの遺物が発掘されました。
金錯銘鉄剣に刻まれていた115文字を解析することができ、当時の状況を知るのに役立ったみたいですよ。
現在は国宝となっており、さきたま古墳公園内に併設されている『さきたま史跡の博物館』で展示されていますよ!
ちなみに稲荷山古墳の頂上には、遺物が発掘された状況などがパネルに記されていました。
現在、さきたま古墳公園は世界遺産への登録に向けて頑張っているとのことです。
今後、未発掘の古墳から歴史的な発見があるなどすれば、世界遺産への道に近づきそうですね。
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◆石室を見学することができる『将軍山古墳』
明治27年に地元の人々により発掘され、横穴式の石室から多くの副葬品が発掘されました。
有料となりますが、実物の横穴式石室を見学することのできる珍しい古墳となっています。
ちなみに将軍山古墳の石室には、千葉県富津市付近で産出する『房州石』が用いられていたそうです。
古墳時代の交流を考える重要な古墳となっているみたいですね。
さきたま史跡の博物館と共通のチケットなので是非、併せて見学してみてください。
<将軍山古墳展示館>
・開館時間:9:00~16:30(7月・8月は9:00~17:00)
・休館日 :毎週月曜日、年末年始
・観覧料 :一般200円、高校生・学生:100円、中学生以下:無料
※さきたま史跡の博物館と共有のチケットになります。
◆国宝が展示されている博物館
さきたま古墳公園内にある『さきたま史跡の博物館』では、観覧料が必要になりますが古墳から発掘された、数多くの出土品を見学することができますよ。
中でも重要な展示物は国宝にも指定されている『金錯銘鉄剣』。
稲荷山古墳から発掘され、115文字が刻まれているため歴史的価値がとても高いとのことです。
<さきたま史跡の博物館>
・開館時間:9:00~16:30(7月・8月は9:00~17:00)
・休館日 :毎週月曜日、年末年始
・観覧料 :一般200円、高校生・学生:100円、中学生以下:無料
※将軍山古墳展示館と共有のチケットになります。
◆駐車場やアクセス方法は?
さきたま古墳公園へのアクセス方法や駐車場などについて紹介します。
アクセス方法
さきたま古墳公園へは『自動車』と『電車・バス』での行き方が一般的になります。
●自動車の場合
・東北自動車道 羽生ICから約20分(約12km)
※ナビへの設定は『さきたま古墳公園』または『 埼玉県行田市大字佐間』
●電車・バスの場合
・JR『吹上駅』⇔路線バス(乗:吹上駅 降:産業道路)⇒徒歩15分
・JR『行田駅』または秩父鉄道『行田市駅』⇔市内循環バス(降:さきたま古墳公園前)⇒徒歩2分
また、行田市では『無料で観光レンタルサイクル』の貸出を行っています。
JR『行田駅』前にある行田市観光案内所でレンタルサイクルを借りることができ、さきたま古墳公園までは約2キロメートルとサイクリングにもおすすめの距離となっています。
貸出料金も無料となっているため、バスを待つよりも安く・早く着く可能性が高いのでよければ利用してみてください。
※レンタルサイクルの詳細はこちら
駐車場
広大なさきたま古墳公園ですが、駐車場は公園内の中心地に集中しています。(普通車295台、障がい車用8第、大型車33台)
全日無料となっており自由に使える駐車場です。
どこに停めようか悩むほど大きな駐車場なので、混雑時でも満車になることはありません。
駐車場の近くには芝生のスペースもあり、犬の散歩や家族で遊んでいる方などいました。
ちなみにお出かけの際に持っていると便利な『ケータイコロコロ』をご存知ですか?
手のひらサイズのコロコロでバックにはもちろん、ポケットにもしまうことのできるアイテムです。
衣服についた髪の毛やゴミ、ほこりなどを綺麗に取ることができます。
僕としてはよくわからない種などが服に付いていることが多いので、それらを取るのに重宝しています。
車の乗る前などに使用すると、車内を綺麗に保つことができますのでおすすめです。
◆おすすめスポット
さきたま古墳公園の周辺には、こんなおすすめスポットがあります。
是非、お出かけの際の参考にして頂けたら嬉しいです。
●田んぼアート
さきたま古墳公園から程近い、古代蓮の里という公園ではギネス世界記録にも認定された『田んぼアート』が開催されています。
古代蓮の里内の展望台(古代蓮会館)から見学することができます。
蓮が見頃の6月中旬ですと、蓮と田んぼアートの両方を見ることができますよ。
↓田んぼアートの記事はこちら
●三県境
群馬県・埼玉県・栃木県の3つの県境が隠れた観光スポットになっています。
通常の県境は山の頂上や川など、人が簡単にがいけない場所に設定されています。
この三県境は、関東唯一の平地にある県境となっており3歩で3県を制覇することができますよ。
田んぼの真ん中にありますが遊歩道の整備など、どんどん観光地化しています。
↓三県境の記事はこちら
●上毛野はにわの里公園
行田市周辺ではありませんが、群馬県高崎市にも古墳のある公園があります。
こちらには古墳が2つあり、そのうちの1つは古墳の内部を見学することができるようになっています。
↓上毛野はにわの里公園の記事はこちら
◆さきたま古墳公園 基本情報
〒361-0032
埼玉県行田市佐間
営業時間:なし
定休日 :なし
料 金 :なし
駐車場 :あり(無料)
公式HP :さきたま古墳公園 - 埼玉県
アクセス:
●自動車の場合
・東北自動車道 羽生ICから約20分(約12km)
●電車・バスの場合
・JR『吹上駅』⇔路線バス(乗:吹上駅 降:産業道路)⇒徒歩15分
・JR『行田駅』または秩父鉄道『行田市駅』⇔市内循環バス(降:さきたま古墳公園前)⇒徒歩2分
※その他、レンタルサイクルの利用もおすすめです。
◆まとめ
今回は埼玉県行田市にある『さきたま古墳公園』について紹介しました。
公園内には9基の大きな古墳が集中しており、全てを周るにはそれなりに時間のかかります。
また、公園内には随所に桜が植えられており、春の桜のシーズンになりますとものすごく綺麗な桜のスポットにもなります。
古墳と桜を同時に見ることのできる数少ないスポットですので、春に訪れるのも良いのかもしれませんね。
是非、さきたま古墳公園へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
おわり
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