手を離して目を離さない子育て・親育て

自閉症スペクトラム(ASD)親娘の日常(過去・現在)を中心に書いています

ハワイ旅行記3~今はわからなくてもいい。

前回の続き。ハワイ2日目~帰国編です。

 

2、3日目もオプショナルツアーを予定していたので親子で前夜に集合場所を確認し、部屋から最短ルートで行く方法を迷子になりながらチェックしていました。ようやく3日目(最終日)夜になって、ホテル周辺はバッチリ!と思えるほどになりました。 (;^ω^)

ドールプランテーションでMaze(2008年にギネス認定の巨大迷路)

前夜ダンナに「いつものように『先に行け、オレはついていくから』だと滞在時間内にクリアできないから、どんどん先に行ってね。」とお願いしておきました。当日受け取ったチケットには、チェックポイントでステンシル(鉛筆で型取り)する枠と一緒にMazeMapが記載されていました。

地図を頼りにキッチリ進もうとするダンナ。私と娘はついていきます。でも……、チェックポイントがなかなか見つからない……、突然の雨でチケットがぬれてちぎれて……「これでも、まだやるのか!?」イライラをなだめつつ、探索続行。マップに頼ろうとするダンナに対して
「方角的にあっちじゃない?」なんて、適当な感覚で進もうとする私。(*´▽`*)

結局、抜け道もたくさんあったので、なんとなくの感覚で進むのが正解だったみたいです。

ハレイワでガーリックシュリンプスヌーピーズサーフショップ、シェイブアイス、ウミガメビーチ

日本の芸能人もよく訪れるシュリンプ屋台、近くのスーパーへも行ってみました♪

シェイブアイス(ハワイ版かき氷)を買いに私が一人で並んでいる間、娘とダンナは木陰のベンチで待っていました。その時……

一人の男の子が娘に英語で「マジックを信じる?」のような内容を話しかけてきたそうです。サッパリ聞き取れず何も答えられない娘。よくわからず「No」と答えたダンナ。その後の様子からすると、男の子は手品をたくさんの人に見てもらいたかったようでした。ダンナも、もっと他の答え方をすれば良かったなと少し悔やんでいたようです。

もうちょっとコミュニケーション力高くて、旅先での人との出会いを楽しめる余裕があれば、もっと楽しめたかもしれません。

MONI HONOLULU

娘が楽しみにしていた1つ。日焼けスヌーピーを買うこと!

スマホの探し物ゲーム「スヌーピーライフ」にハマって『PEANUTS』が大好きです。

ショップに入り、2人で何を買おうか迷っていると……、ショップの片隅に立ち無言の「早くしろ!」プレッシャー。(普段の買い物、娘の園や小学校の学校行事等でもいつもこんな感じで、私は常に内心ハラハラドキドキ。なるべく表情に出さぬよう、みんながパニックを起こさぬように……)そんないつもと同じ緊張感の中で、娘が選んだのは

「YOU CAN DO IT」と書かれたTシャツ。

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絵だけでなく、文字の意味もわかって選んだようです。帰国後、頻繁に着ていました。

いいんじゃないかなぁ、できないことも多いけど、You can do it ! だよ!!

“Are you in line ?”

買い物で混雑している時によく聞いたフレーズ。レジ待ちで「並んでいますか?」

みんな、ダンナに声をかけてくれるのですが、ダンナの方は何も答えずノーリアクション。( ̄▽ ̄;)

その度に私が “Yes” とか “No,I'm not in line.” と 慌てて答える状況。(※帰国後に確認してみたら、意味がわからなかったみたいです。)

“Are you in line ?” しっかり印象に残りました。

幼児向け番組「相手がどのように感じているか考えよう」

帰国日朝6時半チェックアウト予定で、4時にダンナに娘と私は起こされました。朝、出かける前に必ず○○○を出さないといけない!そのために早く起きる!というマイルールを家族に押し付けるのは……う~ん……。

旅行中、娘とダンナは部屋でスマホ動画を見ていました。「見れるのと、見れないのがある!」という発見をして、観光中よりも楽しそうだよ……。そんな2人は英語ばかりで全くわからん!とTVをつけることはほとんどなかったのですが、帰国日の朝、う○○待ちの間、TVをつけてみました。

幼児番組にチャンネルを合わせると娘もじっと見ていました。幼児向けなので、簡単な英語のため内容もわかったようです。その中で、リズムにのって繰り返されるフレーズ

“Think about how someone's feeling” ♪♪

いいね! このフレーズは覚えておこう。

 

ヒルトン金曜日の花火、食事はテイクアウトして部屋で食べたり、ダックツアー、アトランティス潜水艦、タンタラスの丘で夜景。移動中寝てばかりの娘。ホノルル空港の保安検査では靴を脱がなきゃいけなかったり、自販機でジュース買ってみたり……。帰りの便ではゲームが使用不可になっていたんだけど諦めきれず「時間をおいてからお試しください」の文字通り何度も試す娘。

出発~帰宅まで、ず~っとすったもんだの旅でした。楽しいことも失敗も、良い思い出です。

「今は、わからなくてもいい。(文化、雰囲気を)感じればいい。帰ってから興味を持った時に学べばいい。」

私が初めて海外へ行ったときに出会った先生がおっしゃっていた言葉です。

あぁ、そうなんだ! 言葉、文化、歴史。今はわからないことがあっていいんだ!今はここで感じることを大切にすればいいんだ!と、自分の中にストンと落ちてきました。

今でも旅をする時には必ず、現地の雰囲気を肌で感じることを大切にしています。

この話を娘には、旅行前後に話しました。

行く前には全く想像がつかなかったみたいですが、帰国後に話した時には「はっ!」とする表情がありました。

勉強中に「太平洋」という言葉が出てきた時、世界地図を見ながら

「ハワイは太平洋上にあるね。機内のフライトレコーダーでも見たね。」と実体験と重ね合わせることで、初めてハワイの場所を知る…という現在です。

きっとそれでいいんだよ!わからないことだらけでも。興味を持った時に学べばいいんだ。その時は、人によって違うだけ。

 


最近気になった記事

うちの娘も3年前まで、この少年と似た行動を時々起こし、周囲の目に怯えて過ごす毎日でした。余裕が出始めた今、この客室乗務員や乗客のような対応ができるように……、今困っている人をほんの少しでも手助けできるようになりたい。

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このブログについては、プロフィール(翼の折れたペガサスid:thebrokenwing&1回目の記事をご覧下さい。

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