最後に神様微笑む フカセキハダ 葉山長三朗丸

 

最後の最後に神様微笑む。

 

顔なじみの常連さんが2本、3本とあげる中、自分はまだゼロ。

後に妻から悲壮感溢れる出発だったと言われるように家を出て、いざ葉山へ。

海は凪。梅雨明けを絵に描いたように海は変わっていた。

今日のタックル。ジギング竿にシマノリール。3セット。

ポイント付近に着くもなかなかナブラは見つからず。

今日も厳しいかと思っているうちにナブラ発見。イワシを撒いて群れを引き寄せる。右ミヨシ(一番いい釣座)の自分にはアタリ無し。

と思ったらお隣さんにアタリ。この方、今日が今年3回目ですでに2本捕っている。しかもそのうち一本は前回自分が乗っていた時の船中1本、昨年から通算で5回連続捕っているそうだ。

残念ながらその1本はバレてしまったが、いったいどこが違うのか?

その後私にはアタリのない時間が流れるが、ミヨシではファイトしている人が見受けられ、カメにデカいキハダが入れられていく。その数4本。

はあ~。船中4本で俺、アタリ無しか。

どこがいけないんだろう?

 

すぐ前でマグロが跳ねている。

船長の玄ちゃんがイワシを撒きながら、「これで当てなかったらダメですよ。」とささやいていく。

でもやることは一つ。時間の許す限り生きの良いエサを掬い、ひたすらにイワシを流す。

終了間際、私の糸がシュルシュル~と出ていく。さらに加速。

リールのベールを返すとガツン!ドラグがジャーーーー!

ヤッタ。食った。

引きが中途半端でカツオかも?と思ったが、ゴリ巻きできず、4kgのドラグをジャーッと出し続けるのでキハダ確定。

あとはお祭りしないように気を付け、ちゃっちゃと巻くだけだ。

10分も掛からなかったせいか、最後まで横にならずに元気よく泳いていたが、無事ネットイン。最終のドラグは6.5kg。

やっと今年の一尾目にお目にかかれた。

嬉しいと同時にホッとした。憑き物が取れた感じ。

玄船長に「やったよ。」というと、「この食いだったら当然です。」と言われてしまった。

本当に捕れて良かった。

釣れたキハダは27kg、今回は港で捌かず、本職のスーパーの魚屋さんに持って行った。

2年前にも捌いてくれた腕のいい方に捌いてもらって無事本日の業務は完了。

願わくばもっと早くにアタって欲しかったけど、最高の一日となった。

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