平均的なゆとり世代ってサクッとイージーにビッグな結果を求めすぎてる気がする。泥臭いことしたがらないのね、失敗するのが怖いから
— 岩崎 (@iwama03) August 8, 2019
人生って楽なことばかりではないし、時には金銭とか、肉体とか、精神とか、様々なジャンルの苦労をしないといけない。苦労は積極的に飛び込むものではないが、逃げ避けするものでもない、と思っている。
そんなことを考えながら、通勤途中にある公園に行った。近くの猫カフェが潰れるのではないかと心配になるほどたくさんの人馴れした猫がおり、最近通い詰めている。
特に好きなのが、行くと大体昼寝している黒のオス猫。公園清掃のおんちゃんたち曰く「結構年寄り」とのこと。彼は公園内でところ構わず身体を広げて爆睡し、目覚めると年齢も体格も一回り小さいメス猫にアタックしては嫌われる…という生活を送っている。その清々しいほどの自由でロックな姿から、とりあえず某ロックンロールの神にあやかって「ユーヤさん」と呼ぶことにした。最近私を覚えてくれたのか、近寄ると「お前か…」と若干嫌そうな顔をしながらも黙ってモフモフさせてくれる、懐の広いヤツである。後頭部を撫でられるのが好きらしい。
ユーヤさんは公園正面から見て右側に大体いる。その日もいたので近寄ってモフモフしていたら、嫌なところに触れてしまったらしく引っ掻かれた。
が、その引っ掻きの技術が素晴らしかった。まずは私の右手がどこにあるか見定め、ゆっくりと前足を伸ばして爪を出すと、ポンポンっと叩くように2回触れた。いてっ!!と思って見ると、人差し指に1cmにも満たない小さな傷が1つだけ。痛くて呻(うめ)いていると、ユーヤさんは「やれやれ…」という顔で地面にゴロンと横たわった。彼は超省エネルギーで自分の意思を私に伝え、モフモフをやめるよう仕向けた。傷は数日で治り、痕も残らなかった。
伊達に長生きしてないらしく、人間の扱い方を熟知している様子だった。恐らくこの絶妙な力加減を見つけるまで、数多(あまた)の人間とやりあってきたのだろう。猫だって苦労を経験してベストを探りながら生きているのだから、人間も苦労なくして楽に生きられるはずがない。ツラいこともたくさんあるけど、1つずつ向き合っていこう。
ユーヤさんとゆかいな仲間たちに関するほかの写真は #池袋猫公園 をご覧ください。#ブログ用 #猫 #落ちそうで落ちない猫 #昼寝