2020/01/14

(09988:BABA)アリババ


(09988:BABA)アリババについて

中国のIT(アリババ)を調べた結果が、twitter上に散らかってしまったので
ブログ主なりに、いったんまとめておくことにしました。


なお、子会社の多さや、内容の難しさ、未来を予測する力が
ブログ主の理解キャパを越えるので、
株の購入は想定していません。


予想PER 31倍
予想配当利回り 0.0%
時価総額 約67兆円


■どんな会社?


事業部門構成でよくみかける図です。


個別の事業を解説しているものはたくさんあるので、省略します。


四半期の事業ごと業績推移です。





この中で、売上高が大きいオンライン取引(Core Commerce)事業、
売上高成長率が高いクラウド(Cloud Computing)事業に注目しました。




■オンライン取引(Core Commerce)事業


<結論>

・中国のオンライン取引は、金額、割合ともに世界最大で未知の世界
・アリババのシェアは50%越え
・売上高成長率は鈍化傾向
・ユーザー数(MAU)の成長は限界が見えてきた?

<中国全体に占める割合>

アリババ社の規模を、中国政府統計と比較してみます。

なお、アリババ社は中国外?の売上として
International commerce retail、International commerce wholesale
がありますが、オンライン取引売上の10%未満なので、
以降では中国内と同じものとして考えています。




※情報ソース
・GDP:world bank
・民間消費(Private Consumption):ceic data
・オンライン取引総額(online retail sales of Goods and services):中国政府
・アリババ社のデータ:アリババ社のwebサイト


各データの関係性はおそらく下記のような関係性で大きく違わないと思います。



中国のオンライン取引は
「2.民間消費全体」に占める「3.オンライン取引総額」の割合が23.5%で、
金額、比率ともに世界最大です。


下記、マッキンゼー社も同様なことを示しています。




その中で、こちらのサイトによると アリババのECマーケットシェアは2019年末に
55.9%を占めると見られています




<売上高成長率>

中国全体のオンライン取引総額、アリババの成長率推移です。




2017年をピークに成長率はやや鈍化傾向


アリババのシェアが高いので、
中国政府の統計がアリババ指数になっている可能性も否定できません。

中国政府統計は毎月発表されますので、
アリババの月次の代わりに使えるかもしれません。




今後ののびしろが、どのくらいになるかわかりませんが、
2018年にオンライン取引比率の傾きが少し緩やかになっており、
2019年の中国全体の成長率も低いことから
ある割合に収束に向かっているように感じます。


<ユーザー数(MAU)>

アリババのユーザー数(MAU)、中国でおそらく最も使われている
テンセントのWeixin and WeChatユーザー数(MAU)、
中国の総人口を比較してみました。




これまでは、ユーザー数の増加による成長がありました。

中国の総人口を最大と考えても2倍にはならないことから、
ユーザー数はあと数年で成長限界に達する可能性が考えられます。


なお、有名な「Ant Financial:アリペイの会社」はアリババが33%株主。
アリペイのユーザー数(2019/6/30時点)は、世界で12億人。
うち、9億人が中国から。









■クラウド(Cloud Computing)事業


アリババのクラウド事業は、中国以外にも進出しているようです。




中国に限ってみると、
DBS社によると、2016年でシェア41%




canalys社によると、2019年3Qでシェア45%




2018年時点で、世界3位の規模、
2019年8月時点で、中国上場企業の59%がアリババクラウドの顧客と、
決算書に記載されています。

シェアや世界展開の観点から、今後の成長事業はこの事業だと感じます。



なお、データセンター専業のGDS社(中国)と、
データセンター+クラウドのアリババ社をいちがいに比較できないですが、

アリババ社、EBITAが赤字に対して、
GDS社、EBITAなら黒字というのはちょっと気になるところ。





■業績


・損益計算書、キャッシュフロー計算書
2016年2017年2018年2019年2020年
(2Qまで)
Revenue
売上
101,143
(-)
158,273
(+56%)
250,266
(+58%)
376,844
(+50%)
233,941
(+40%)
Net income attributable
to ordinary shareholders
最終利益
71,460
(-)
43,675
(-38%)
63,985
(+46%)
87,600
(+33%)
93,792
(+226%)
Net cash provided by operating activities
営業CF
56,836 82,854 125,805 150,975 67,524
Net cash used in investing activities
投資CF
-42,831 -79,579 -83,764 -151,060 -103,254
Net cash provided by financing activities
財務CF
-15,846 32,914 20,359 -7,392 804
Acquisitions of Land use
rights and construction in progress
relating to office campus
設備投資1(投資CF)
-5,407 -5,326 -4,027 -3,146 -
Acquisitions of Other
property and equipment,
intangible assets and licensed copyrights
設備投資2(投資CF)
-5,438 -12,220 -25,809 -46,497 -
Acquisitions of investment securities
証券投資1(投資CF)
-15,363 -4,677 -11,872 -72,472 -
Acquisitions of equity investees
証券投資2(投資CF)
-37,625 -39,429 -53,742 -11,860 -
Cash paid for business combinations,
net of cash acquired
証券投資3(投資CF)
-1,495 -33,448 -515 -35,434 -
Repurchase of ordinary shares
自社株買い(財務CF)
-19,795 -13,182 -0 -10,872 -
Dividends paid
配当支払(財務CF)
-0 -0 -0 -0 -


投資CFが複雑なので、バランスシートの
投資系固定資産と思われる項目を抜粋しました。




のれん(goodwill)が目立ちます。

詳細がこちら。(2019年3末時点)





オンライン取引(Core commerce)、
動画&エンタメ(Digital media and entertainment)に
のれんが集中しています。


のれんの増え方が営業CFのかなりの割合を占めていて、
成長性が高そうな株を現時点では割高に買っているし、
今後も続くんじゃないか?ていうところに株購入をためらっています。
(株主還元にお金がまわってこない?)


のれんの観点から考えると、
この2事業がアリババの成功のカギを握っていると言えそうです。




ブログの先パイに勧められてツイッターはじめてみました。





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