あなた自身が『あなたの味方』でいよう。 day198

温泉施設の玄関前にある柱に

飛びついて遊んでいました。

お姉さんの方は、

柱に飛びついてスルスルと登って

すごく楽しそう。

わたしは

「なんだこの違和感？」と思いながらも

その場は通り過ぎてしまいました。

妹の方が泣いている理由は

「お姉さんみたいに上手にやりたい！」

「でも出来なくて悔しい！」

と思う気持ちをうまく伝えられないけど

お母さんにわかって欲しいから。

でも、お母さんは子供が泣いていると

その声を聞くことが辛い。

「子供を泣かせるんじゃないよ！」

と周りの人に思われはしないだろうか？

だから、一刻も早く泣き止んで欲しくて

「辛い思いをするのは柱に飛びつく行為」

「原因さえ取り除けば済む」と思って

「泣くぐらいなら、もうやめなさい！」

のセリフになる。

でも、その言葉で余計に泣かせていることに

気づいて欲しいのです。

■泣くぐらい悔しいと思える

   気持ちを大事にしよう

自分の都合で怒ってないですか？

その場さえ収めればいいと思って

お子さんの気持ちを無視してないですか？

その場が辛いからって

いきなり「止めなさい」と言うのは

「上手くできないことは諦めなさい」

妹さんの方は泣くぐらい

「上手くなりたい！」と訴えているのです。

それなのに「止めろ」と言うから、

「お母さんがわたしの

悔しい気持ちをわかってくれない！」

と思って悲しくなります。

だから、泣くという行為を責めるよりも

まずその悔しいという気持ちを

受け止めてあげて欲しいのです。

「そうだね。悔しいよね」

「あなたも上手くなりたいね」って。

その上で、未来の可能性を信じている

という言葉をかけてあげてください。

「今はできなくても、

   この次はできるかもしれないよ」

お母さんは誰よりも

お子さんの味方でいてあげて欲しい。

■あなたがあなた自身の味方でいよう

もしもそんな風に

あなたがその場しのぎで

感情で叱ってしまっても

自分を責めないでください。

お母さんだって最初から

子育てが上手いわけじゃないから。

あなただっていつも

泣きたいぐらい頑張ってるの知ってるよ。

だからまず、あなた自身が

あなたの1番の味方でいてください。

自分を責めることなく、

「子供が泣いていると恥ずかしい」

と思う気持ちよりも前に

 「子供の気持ちを最優先に考える

   素敵なお母さんでいる！」

と決めて今から変わればいいのですから。

他の人の目よりも先に

お子さんの気持ち、お子さんの未来

そして何よりも

あなた自身の未来を信じて。

『僕が気づかないだけで、

   日々の生活は頑張っている人々の姿で

   あふれているのだと思う。

   自分のことでいっぱいいっぱいにならず、

   そういう姿に気づける自分でありたい。』

    長谷部誠

   【心を整える。】幻冬舎

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。