あなたの未来を信じて。　day478

その姉妹は温泉施設の玄関前にある柱に

飛びついて遊んでいました。

お姉さんの方は、

柱に飛びついてスルスルと登って

すごく楽しそう。

わたしは

「なんだこの違和感？」と思いながらも

その場は通り過ぎてしまいました。

妹の方が泣いている理由は

「お姉さんみたいに上手にやりたい！」

「でも出来なくて悔しい！」

と思う気持ちをうまく伝えられないけど

お母さんにわかって欲しいから。

でも、お母さんは子供が泣いていると

その声を聞くことが辛い。

「子供を泣かせるんじゃないよ！」

と周りの人に思われはしないだろうか？

だから、一刻も早く泣き止んで欲しくて

「辛い思いをするのは柱に飛びつく行為」

「原因さえ取り除けば済む」と思って

「泣くぐらいなら、もうやめなさい！」

のセリフになる。

でも、その言葉で余計に泣かせていることに

気づいて欲しいのです。

その子は諦めたくない気持ちが強い

素晴らしいお子さんですよ。

■泣くぐらい悔しいと思える

   気持ちを大事にしよう

自分の都合で怒ってはいないですか？

その場さえ収めればいいと思って

お子さんの気持ちを無視してないですか？

その場が辛いからって

いきなり「やめなさい」と言うのは

「上手くできないことは諦めなさい」

妹さんの方は泣くぐらい

「上手くなりたい！」と訴えているのです。

それなのに「やめろ」と言うから、

「お母さんがわたしの

悔しい気持ちをわかってくれない！」

と思ってとても悲しくなります。

だから、泣くという行為を責めるよりも

まずその悔しいという気持ちを

受け止めてあげて欲しいのです。

「そうだね。悔しいよね」

「あなたも上手くなりたいね」って。

その上で、未来の可能性を信じている

という言葉をかけてあげてください。

「今はできなくても、

   この次はできるかもしれないよ」

お母さんは誰よりも

お子さんの味方でいてあげて欲しい。