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サラダレタスの育て方 ~播種後9日まで、屋外に出すタイミングが大事~

こんにちは。
今日は、今日は9月1日に種をまいた「サラダレタス」についてです。
撮影日:9月10日

【目次】
1.播種から2日目の様子。
2.播種から4~5日目の様子。
3.播種から9日目の様子。味噌容器と苗ポットの伸び方に決定的な違いが。
4.サラダレタスの育て方(おさらい)
5.用語説明(徒長)

1.播種から2日目

9月3日(播種後2日)
播種は、味噌容器・苗ポットともに、9月1日に行いました。
発芽までは、3~4日かかります。
2日目で、種をよく見ると、根が出ています。

根が出始めた段階で、徒長を防ぐために、味噌容器の方は、雨の当たらない屋外に移動しました。
【徒長する条件】
日光不足・水分過多・風通し不良(無風)・肥料過多

屋外に出すことで、日光不足と風通し不良(無風)を解消できます。
苗ポットの方は、そのまま室内のままにしました。


2.播種から3~4日目の様子。

●味噌カ容器のサラダレタス
左:9月4日(播種後3日)、右:9月5日(播種後4日)
播種後3日目と4日目の様子です。
3日目に芽が出始めて、4日目には双葉が開いています。
種は、均等に蒔いたつもりでしたが、実際は芽の分布は片寄っています。

苗ポットの方も、4日目から屋外に出しました。


3.播種から9日目の様子。味噌容器と苗ポットの伸び方に決定的な違いが。

●味噌カ容器のサラダレタス
播種後9日目(9月10日)の様子です。
双葉が開いてから、さらに5日後。
早いものでは、双葉の間に本葉がで始めました。
9月10日撮影。本葉がみえるものも
本葉がでたので、薄い肥料を数日に一回与えて始めました。
ただ、急に大量に肥料を与えると、徒長したりするので、薄い肥料を様子見ながら与えます。

にしても、葉の色「緑色のもの」ばかりの様な。。。
赤葉のサニーレタスやチマサンチ(赤)はどこ行った??


●苗ポットのサラダレタス
こちらは苗ポットに蒔いたものです。
撮影日:9月10日
双葉が2枚開き、早いもので本葉がで始めた状態です。
ただ、水がかかると簡単に倒れてしまう状態に。茎長いです。
徒長している??


●外に出す時期が大事??
ここで、味噌容器のサラダレタスと、苗ポットのサラダレタスの姿に大きな違いが。
左:味噌容器、  右:苗ポット
サラダレタスの新芽の様子が、明らかに違います。
味噌容器の方に比べ、苗ポットの方は背が高くなって、カイワレ大根のようです。
徒長しています。
肥料と水やりは同じようにやっているので、考えられる原因としては、「屋外に出した時期」の違いでしょうか。

播種3日目が、発芽して新芽の丈が急に伸びた時期です。
苗ポットの方は、この時期が室内にあったため、徒長したようです。
味噌容器の方は、急に伸びる時期が屋外で、光と風があたる状況だったので、徒長が抑えられたと考えられます。


4.サラダレタスの育て方(おさらい)

・発芽温度:20℃前後
・生育適温:15~20℃

・用土:プランター栽培用の土が便利。
   バーミキュライトやパーライトなどを使えば清潔に栽培できる。
・種の蒔き方:パラパラとうすくまき、軽く土をかける。
 レタス類の種子は「好光性種子」で発芽に光が必要。厚く土を被せると発芽しにくくなる。
・水やり:種が細かいので、水は霧吹きなどで静かに与える。
   3~4日で発芽するので、それまでは水分を切らさないようにする。
   芽が出てきたら、少し乾き気味の方が、徒長しにくい。
・置き場所:発芽するまでは、涼しい場所に。
  発芽して本葉が出てきたら日当たりの良い場所に置く。
・肥料:本葉が出るまでは、肥料が多すぎないように注意する(徒長の原因になる)。
  発芽して本葉が出てきたら、ときどき薄い液体肥料を与える。
・収穫:10cm位になったら、抜き取って順次利用する。
・害虫アブラムシやハモグリバエが付くことがある。見つけ次第、駆除する。
  防虫ネットでトンネルする場合は、1mm以下のネットで。

レタスは、同じ場所で育てると生育が悪くなることがあるので、1~3年植えていない場所に植える方が良い。また、酸性を嫌うので、蒔く(または定植する)前に苦土石灰でpHを調整しておくとよい。

(参考)チマサンチ、サニーレタス、サラダ菜の一般的な栽培スケジュール
チマサンチ・サニーレタス・サラダ菜の栽培スケジュール


5.用語説明(徒長)

●徒長とは?
植物の茎や枝が、必要以上に間延びしてしまうこと。
正常に育った植物と比べて病弱・虚弱で、病害虫に対する抵抗性も弱い。
暑さ寒さなどの環境の変化も受けやすくなる。

主な原因は4つ:「光」「水」「風」「肥料」
①光:日当たりが不足している
植物は日陰で育つと、光(日光)を求めて、光の方向へ伸びていく性質があります。
日当たりが不足(日照不足)すると、植物は上へと伸びてしまう。

②水分過多(水やり過多)
水をたくさんあげすぎてしまうと、植物の内側が水膨れのような状態となり、結果的に間延びしてしまう。
地面が乾いてから水やりをすることで、防止することが出来る。

③風通し(風)が不足
 風を植物が受けることで、植物ホルモンが分泌され、「エチレン」というガスが発生。
 これにより、伸びが抑えられ、茎が太くなる。
 人為的に植物に触れることで、エチレンを発生させることも可能。
 また、風通しがよいことで、湿気対策にもなる。

④窒素肥料過多(肥料過多)
 必要以上に肥料(特に窒素)を与えると、成長しすぎて結果的に徒長になる。
 肥料の量は適度に与える。


本日は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
励みになります。

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