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ウッディー君がブログ書いてます。読んでね。

https://ameblo.jp/yo-chan-mam/

宇宙人男子・ウッディーのブログ

 

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ウッディーが7歳になったばかりの13年前の話。

私たち親子は、アメリカのフィラデルフィアにある

脳障害児専門の研究をしている施設内のクリニックに行った。

 

そこで目にしたものは衝撃だった。

 

ものすごく重度の障害をもっている(とみえている)子供たちが

文字盤を使って自由自在に会話をしていること。

 

バク転をしているダウン症の子供たち

それだけでなく、アクロバットをやっている脳障害児たち。

 

高等数学を解いている小学生くらいの子。

(日本にいたら、確実に特別支援教育のお世話になるであろう子供たち)

 

ボイストレーニングをして、オペラを歌えるようになっているダウン症の子

 

確かに障害を持っているということはだれの目から見てもわかる。

 

しかし彼らはできないところもあるが

できるところが突き抜けているのだ。

しかも、みんなめちゃくちゃ明るいし、

家族も明るく、悲壮感が全くと言ってもいいほど無い。

少なくともパニックを起こしている子は一人もいない。

 

もう、ここは地球か?と、思わずほっぺたをつねってみたら、

確かに痛い。

ここは確かにこの世であり、夢ではなかったのだ。

 

全世界から500名しか入ることができない

脳障害児教育の最高峰といわれるところは

そんなところだった。

 

まさに、オリンピックやパラリンピックに出場するアスリートたちのような

目標設定から日々のトレーニングを積んで

さらに前に前にと進んでいる

特別仕様の脳をもつ子供たち。

 

日本にいたら、大工場のベルトコンベアーに乗り損ねて

別な特別仕様のベルトコンベアーに移っている子供たち。

もしかしたら、海外もそうなのかもしれないのだけど。

 

しかし、そのベルトコンベアーに乗ることをやめて

自らの手で育てていこうという、超変わり者といわれてもおかしくない

とんでもない親御さんたちが

全世界から集まってきていた。

 

あえて、手作りの工房で仕上げようという考えの方たち。

そして、一流の逸品として、社会に送り出そうという

スゴイ親御さんたちとの会話は、とても刺激になった。

 

(注)私の場合は、会話というよりボディーランゲージだったかもwww

とりあえず、コメディエンヌとの称号をありがたくもいただきました、あにー様。

特に英語圏でない国から来ている方の片言の英語に対して

「じゃぱにーすいんぐりっしゅ」で攻める私たち。

ネイティブスピーカーがきいたら、きっと噴き出すレベルだろうな(笑)

 

 

とにかく、ここまで来ている親の覚悟、はんぱねえ~!・・・なのだ。

全世界から来ているといっても過言ではない。

私たちが仲良くなった家族は、グアテマラから来ていた。(キャノンのビデオ機器を持ってきて「メイドインジャパン!」と叫んでいたwww)

また、アメリカ軍人のご家族もいた。(たしかノアちゃんという子だったな)

ブラジルから来た方や、ヨーロッパやアジア圏から来た方もいたりして

本当にここはミニ国連のようだった。

 

研究所の入り口に国連本部のように世界中の国旗が掲げられていた。

帰りに国連本部を見て来たけれど、本当にそっくりだったかもwww

 

そこで知ったこと。

特にキリスト教圏の国からきた方たちは

ホームスクーリングが結構当たり前のように行われているので

自分の宗教心にそった教育をされていた気がする。

 

それでは、私たちは?

 

「だーいじょーぶだあ~教」だけでここまできてしまったのであった。

 

その教祖である志村けん氏が天に召されてしまって、とても残念である。

この「だーいじょーぶだー教」は私が守りますっ!

天国からみていてください!志村さん!(と勝手に言ってる私。)

 

冗談ではなくて

なんだか、大丈夫だという

根拠のない自信だけでアメリカまで来てしまった私たち。

これも、あるいみ信仰心というものなのかもしれない(笑)

 

 

さて、最重度の障害児といわれる子供たちが

文字盤で自分の意思を伝え、

すばらしい詩を書いたり

一つのテーマにそった論文を書いて文字盤で発表したり

そのための文献を親御さんと一緒にネットで探していたり

それを図書館で借りて、分析したりと

 

もはや、普通の小学生ですら相当レベルの高い課題を

さらりとやってのけている、特別仕様の脳を持つ子供たちを見た。

 

そこで、ウッディー君も

小2の時に高3の数学を終えてしまうことになった。

そして、いろいろな本の感想を毎日書いて

新聞を読み、気に入った記事を教えてくれたり(←なぜかドモホルンリンクルの宣伝の記事ばかり私にくれるのだれど(笑))

 

知性は7歳当時で15歳超えということを診断していただけた。

精神面がかなり高いということもその時に知った。

そして、15歳に接するように社会性を引き上げていってくださいというアドバイスを受けた。

 

 

では、どのようにしてこのような天才児がたくさんいる状態になったのか?

 

まず、それぞれの子供の脳の特性がある。

そして、そのために脳内の伝達機能が遅れたりゆがんだりと

いろいろなことが起こってしまい、

健常の子供たちのように情報がストレートに入ってこないことがある。

そのために情報そのものが歪んで本人の感情や心に入ってしまうことがおおい。

 

でも、その「本人」の「心」(言い換えるとスピリット(魂))は

すべての人に同じように与えられていると仮定して(これは宗教的なのかもしれないけれど)

そこにできるだけ正しい情報を伝えられるように工夫をしていく。

たとえば、読みのカードの字を大きく、目立つ色で書くとか。

 

そうすると、だんだん慣れてきて、文字というものの存在を知り

その「文字」を組み合わせた「単語」というものの存在を知り、

その単語の組み合わせから「熟語」というものの存在を知り、

それを組み合わせていくのに「助詞」が必要なことを知り、

形容詞や副詞などが出てきたり

さらに文章には「文法」という法則があることを

自ら自然と学んでいくことができる。

 

たとえ、脳に障害があっても。

健常児と実は同じだということを知る。時間はかかるけれど。

 

そこで、ひらがなだけだとそこまでに至れないので、

最初から漢字やカタカナも混ぜていく。

 

そうすると、勝手に文章を作ることができるようになっていく。

 

その際に、「言語」としての「発語」をしていくことができる子はいいのだが

それができない子供たちが結構多かったりする。

 

脳の「発語」をしていくための部分に伝達が及ばない子もいるし

失語症状態になっている子供もいる。

 

ウッディー君は、発語ができなくて、別な言葉を捕まえてしまうという特性をもっている。

いわゆる、「会話」ができないのだ。

 

その「会話」ができない子は

「なにも理解していない子」という分類付けをされてしまうことが多く、

そのように対応されてしまうことが

この社会では当たり前のようにおこっている。

 

ウッディーはそこのところは割り切っているよ~と言っているwww

最初はきつかったとも言っていたが、もう、慣れたって。

 

では、「この子は理解している」と仮定して

物事をすすめていったらどうなるだろうか。

 

子供たちが一気に伸びていくらしい。

うちは最初からそのようにおもっていたので変化はわからないのだけど(超親バカのため(笑))

他の方に聞くとパニックが減り投薬が必要なくなったという声を聞くことが多かったような気がする。

 

これ、実は認知症という診断をくだされてしまったお年寄りも同じだそうだ。(研究所でお聞きした。)

お年寄りの方が以前は健常だっただけに突然言葉を失ったということのショックが大きく、

そのショックと周りの対応とのダブルショックで

まともな精神力の方でさえパニック状態に陥るということを聞いた。

いや、健康な精神だからこそ、パニックになるのだと。

 

その子供やお年寄りが理解しているかどうかは

その人に聞いてみなければわからないということもあるが

今までは聴くすべがなかっただけであり

聞く方法ができれば、パニックや混乱が一気に減っていくのではないか・・・と思ったりする。

ちょっと壮大な話になってきてしまったのだけど。

 

研究所で、ケネディー元大統領のお父さんの話をきいた。

脳卒中で言語が出なくなり

病院や施設では子ども扱いされるようになり

そのことに対する悲しみと怒りからものを投げつけてしまったら

精神疾患とされてしまったということ。(認知症における精神疾患ということらしい)

それで、子ども扱いをやめ、今まで通り敬意をはらった行動を周囲がしていったら

パニックや暴力が改善されたということ。

ただ、リハビリについてこれず途中でやめてしまったらしいが・・・。(これもなかなか難しいところ)

最後まで頑張っていたら相当いいところまで行っていたそうだ(ちょっと残念)。

 

しかし、その娘さんも知的障害をもっていたため(つまり元大統領のご兄弟)

現在はスペシャルオリンピックスといわれるものを設立したらしい。(家族が)

全世界の脳障害者のオリンピックが実は存在しているのです。

 

 

話を戻すと

何もわからないということは絶対にないのだと思う。

ただ、五感で感じることが厳しいので

多少のゆがみは出るかもしれないけれど。

根底は同じなのだ。

 

そのように思って、帰国の途についた。

 

これを何かの宗教やスピリチュアルにはまったと思う方も結構いると思うが、

決して宗教とかそういうものでなくて

現実なのだ。この目で見て来たもの。

 

20年ほど前に

研究所で学んだ文字盤で

素晴らしい文章を書く研究所の大先輩がいた。

その文章はあまりにも素晴らしく

その本はベストセラーになった。

 

しかし、それが国会の予算委員会で話題になり

文字盤を使う会話や文章に疑いがかかってしまった。

 

その結果

当時の旧帝国大学の小児科(脳神経学)の教授に国会でぼこぼこに非難されて

 

「脳障害児は何もわからない」(つまり、理解力はゼロであるということ)

「その文章は親が書いた偽物である」

「脳障害児にはそんなことができるはずがない」

 

ということになってしまったという悲しい歴史がある。(海外ではそう思われていないのだけどね)

 

そのせいか、それに基づいた教育が学校教育でなされていたそうだ。(と聞いている。)

 

そこに海外の教育との乖離があるのかもしれない。

目の前の事実に基づいた診断をされるのが医学の常だと思うので

ある意味当たり前といえば当たり前なのだけど。

 

それに、優生保護法が改正されたばかりの時代の話なので。

今は概念変わっているかもしれない。(と希望観測wwww)

 

まだまだ書きたいことがたくさんんでてしまったのだけど

ちょっと長文になってしまったから

続きはまた、今度。

 

 

アメリカの研究所の正面入り口の写真。

ちょうど素敵な写真見つけたのでここで添付。

許可なくてごめんなさい。

 

 

 

つづく!

 

 

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予告!

あにー様が何かを仕掛けようとたくらんでおりまする。

ただいま工事中。こうご期待!

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