前に書いた「不登校児の進路1」につづく記事です。
後で自分で読み返してみて、「あぁーいきなり大学の話とかしてしまった…」と思いました(笑)
もう少し後で書くべきだったような。
ここを見ておられるのがどんな方かは分かりませんが
今日は「中学段階」での進路について書きたいと思います。
今の日本では高校への進学率は95%を超えていると言われています。
高校がいくら義務教育でないにせよ、ほとんどの子どもが進学する(せざるを得ない)状況です。
ここは中学生の不登校をもつ親御さんにとっては、避けて通れない課題でしょう。
選択肢としては正直ありふれたものしかありませんが
その詳しい内容について書いていきたいと思います。
①全日制普通科高校
これは不登校でない生徒に混じることになります。
いわゆる「普通の高校」です。
「今通えてないのに、高校なんて通えるの…」
そういう声が聞こえてきそうですが
これがそうでもないのです。
昔のブログにも書いたのですが
「中学→高校」の進学で不登校が解消されるケースがあるのです。
あくまでケースです。全員とはもちろん言いません。
人間関係のリセットと同じ学力層が集まることがメリットでしょうか。
デメリットとしてはやはり毎日きっちり通わなければならないこと。
そして中学の出席日数が足りていないと一定の公立高校には行けないこともあります。(これは都道府県によって異なるとは思いますが)
中学に「ある程度」通えていないと厳しいかもしれません。
②定時制高校
私の今の職場ですが
不登校の立場から見れば、ここも一長一短ですね。
昔ほどヤンチャな子はいませんが
やはり悪い意味で「つるんでしまって」
良い影響を受けない可能性は多々あります。
それでも、どんな形であれ「友達」ができるのは良いかもしれません。
夜型な生活や少し休んでしまうことがあっても
4年かければだいたい卒業できているのはメリットだと思います。(退学者をのぞく)
③通信制高校
これは不登校のために作られた高校といっても良いものなので
最初からメリットや通いやすさは高いです。
ただし現状公立の通信制が少ないので
学費が高いのがデメリットでしょうか。
昨年まで私はここにいましたが
チラホラ「学力が高いな、この子」と思う子がいました。
こういう子に中々進学の指導がなされていないような気がしたので(全体としては系列の専門学校への進学を促していた)
その辺を何かしらの形で将来的にできればと個人的には思っているのですが…
「人間関係」に何かしら問題を抱えているだけで、「学力」が高い子はいます。
ちゃんとやれば十分国公立大学すら狙えると思います。
④高卒認定試験
もう高校は行かず
この試験の勉強をして、大学なりの進路に進む道です。
大学はクラスがないので、高校までほど密な人間関係はありません。
嫌な人間からは逃げれば良い(笑)
あくまで「大学進学」を目的とした進路です。
デメリットとしては「外」との人間関係が極端に少なくなってしまうことと
学習のペースを保つことが非常に難しいということです。
無知で申し訳ありませんが、高卒認定試験のレベルをザックリとしか把握していません。
しかし、それほど簡単に取れるものではないように思います。
どうしても人間が嫌だと思ってしまう状態の子どもにとっては
とりあえずの手段としてはアリかなと思います。
状態が良くなれば、少し人間関係を外に持つことも考えていくというかたちで。
「個別指導塾」に通うなんか良いかもしれませんね。
勉強と言うより、外に出る理由として。
以上典型的なものも含め、それぞれ記述しました。
「絶対これがイイ!!」というものはありません。
本当に「ケースバイケース」です。
少子化の世の中。
逆に言えば子どもにかけれる力はその分多くなるはずなので
悩める子どもに活かしていきたいものですね。
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