私が絵を描いているということを、少しずつだけど、
『絵描き』というスタンスで話が出来るようになってきた

趣味で楽しんでます~みたいな、
自信なさげでヘラヘラした感じでしか話が出来なかったあの頃
あれはあれで大事なプロセスなので問題ないけど、

変化していく自分がちょっと嬉しいのと、
作品と向き合う感覚を、
多くの情報を説明しなくても、スッと受け入れてもらえたり、理解してくれていたり、
目線を上げたり下げたりすることなく話をする

それがまた嬉しいのと、不思議な気持ちと同時に味わう

波長が合う合わないとかよく言うけど、
そういうのはきっとあるんじゃないかなと思う

やっと時間が動き出したんだよなぁ
私も、夫も

緩やかながら確実に広がっている感じはしている
今、必要なことも分かっている

人生を楽しむ…というのは当然のことであって、
どこに行きたいとか、何が欲しいとか、
欲やワクワクは大前提の上で、

それではなくて、掴むものとか、
自分と静かな世界、みたいな場所
場所というのは具体的な場所ではなくて、
もっと見えない世界のもの

その場所にスッといけるような自分でありたい

その為に、身体を整えるという視点を入れるようになった
自分に合う、プロ意識を持った人

身体、精神、女性性、人生、芸術、人間関係に繋がっていってるなぁ

過去の自分や、心の傷、母の死
簡単に説明できないことが沢山あって、
完璧に乗り越えられてるわけじゃないけど、
困ったときに頼れるプロの人がいてくれて、
やっとここまでこれた

引っ越してから、それを強く感じる

知らないうちに、望んでいた自分に近づいていってるような…
それは自分だけじゃなく、夫もそうだし、
周りの友人もいい感じに、自分のリズムを大事にしている

近々、久々に友達にも会う予定なので、
この前のセミナーのこととか近況とか話も出来るし
優しくて暖かい人なので、会うのが楽しみ

私は家庭環境はあまり良くなかったし孤独感、孤立感が強くて
かなりこじらせてしまってるけど、
それを補うにあまりあるほどの、愛情を夫や、友人からもらってる

最近『素直な人』だと言われたことがある
たしかに全力で認めたい
けれど警戒心も結構強いので、私はその方に心を許してる証拠だろうな

年を重ねてくると色々と荷物を背負ってしまって
大人である自分を保とうとするけれど、

素直さ、無邪気さが私は強い方だと思う
考えてみると両親にその傾向がある
父は誕生日が近いので星座が同じなので、
結構似てるなと思うところもあるし、
無邪気なところは母から貰ってる気がする

社会的な立場や、一般論の話ではなくて、

自分らしさとは何か、
他の人に人生を変わってもらうことは出来ず、
他の人の人生を自分が変わることも出来ない、

この部分をいつもフォーカスしている
夫も、その波に乗り始めた

夫は優しい人なので、私の願いを叶えようとする
でも、私は、

あなたはどうしたいの?、といつも投げ掛けていた
その意味が夫はしばらく理解が出来ていなかった
おそらく、心を制限して抑えてしまっていたから、
自分がどうしたいのか分からなかったんだろう

会社員で、求められることをただ真面目にこなす日々で、限界を感じてしまった
それも理解できる
それを手離して見えてくることが沢山あったんだろうな

受け入れた私も、かなりの覚悟で大変だった…
何度も試されているような感覚になるけど、
後悔はない、これで良かった

未来が面白そうならそれでいい

これからも私は夫に、『あなたはどうしたいの?』と
何度でも何度でも、命が尽きるまで言い続けるつもり

自分にもね