光輪のある自画像 ポール・ゴーギャン



フランスのポスト印象派の画家、ポール・ゴーギャンの自画像代表作です。
それでは具体的に観て行きましょう。
赤一色の背景をバックにし、ゴーギャンの頭上には光輪が描かれており、己の姿を聖なる存在として表現しています。絵の手前には花と植物が、そして、ゴーギャンのすぐ傍にはりんごが2個ぶら下がっており、手の指と指の間には蛇も描かれている奇妙な作品です。
この作品から、ゴーギャンが浮世絵やクロワゾニスム(※1)の影響を受けていることが判ります。
ワシントンのナショナル・ギャラリー所蔵。
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※1:クロワゾニスムとは、対象の質感、立体感、固有色などを否定し、輪郭線で囲んだ平坦な色面によって対象を構成する描写方法で、ポスト印象派の様式です。

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