生命のダンス エドヴァルド・ムンク



19-20世紀のノルウェー出身の画家、エドヴァルド・ムンクの作品です。
1890年代に制作された「生命のフリーズ」と言われる作品群の一つで、主題は「愛」と「死」、愛と死がもたらす「不安」です。
それでは具体的に観て行きましょう。
中央で踊る男女は夢遊病者の様に身体を揺らせています。赤いドレスは男性の足元を包み込むような動きがあり、踊る男女の躍動感を演出しています。
左には純潔・無垢を象徴する白い服を着た女性が、踊る二人を期待に満ちた眼差しで見つめています。女性の脇に咲く可憐な花は青春の初々しい生命の象徴です。
一方、右端の黒い服を着た女性は、生命の虚しさ、愛の悲しみを思い知ったかのように、踊る二人を力なく見ています。
「愛」と「死」、及び、愛と死がもたらす「不安」が表現されています。
オスロ国立美術館所蔵。
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