ミ~ちゃん今日も元気!

ほとんど入院日記です

気持ちのいい朝、夢

2023-03-10 08:16:18 | Weblog
気持ちのいい朝!

ゆっくりと目を覚ます
なんだか楽しい夢をみていた。。。




若い頃、運動も勉強も大好きで友達も多く

後に夫となる男子との出会いもあったり

学校での役員も、よく任せていただいたりもした


ただ


家の都合で部活も大学進学も出来なかった、、、

担任の先生は、公立大学の講師も兼任しており

「君なら県内どこの大学にも行ける、お金は僕が出すから行きなさい」と何度も言われた。


とっても嬉しかった

   
   しかし、結局泣く泣く待遇のいい県外へ就職・・・


それでも若い頃は楽しかった
何をしてもやっても、疲れることも知らず楽しかった
毎日が新鮮で、躍動に満ちていたんですね・・・





夢から覚めても、あれこれ思い出して気分がとてもイイ!

カーテン越しでも、気持ちのいい天気なのが良くわかる。

  さあ、起きよう!



  んっ?

  あれっ? 体が重い・・・・・



・・・そう、私は若くもなく、しかも病気だったのだ・・・ しょげた・・・



ええい! 負けないぞ! 折角の気持ちのいい朝がもったいない

ゆっくりと身体を起こして


  今日もスタート!!!







僕のこと覚えていますか

2023-01-20 15:13:19 | Weblog
この病院には本当に長いこと何度も何度もお世話になっている

顔見知りの看護師さん、売店のおばさん、看護助手のみなさん、

「アラ、元気?! また来たの?」と会話が始まったりする。


 そして数日後、大晦日


大部屋の入院患者は、みんな一時帰宅・・・



ひとり取り残された私は、

「正月料理、食べられないのか~!」とふてくされていた。


そこで担当の先生にお願いしてみた。

「正月の夜だけでも外出させてください、その日のうちに戻りますから

みんなの顔もみたいし、お肉も食べたいし・・・お願いします」と

「じゃあ、点滴の時間には戻って来て下さいネ」

あっさりと外出の許可が出た



   
   そして


先生は言葉を続けた。

「○○(私)さん僕のこと覚えてますか?

研修医だった頃、担当だったホラ僕ですよ、ちょっとかわった苗字ですねって

言ったと思いますよ、その頃、やっと退院の日が来て

あなたからもらった、ノートの一枚に書かれた言葉がうれしくて

ずっと覚えていましたよ

今度は、この病院にちゃんとドクターとして来ました

元気な○○さん(私)に会えてうれしいです」


   思い出してきた!


何年か前のことだ

私の日記みたいなノートの一枚を切って

  「入院中、ありがとうございました 

  立派なドクターになって下さい、 応援しています」

みたいな事を書いて渡したんだ。



  先生は、もう立派なドクターだ!


大晦日に、とても嬉しい気持ちになった♫



Lサイズではではない!

2022-07-27 12:10:00 | Weblog
急な姑の入院だったらしく、お嫁さんらしき人が、荷物を抱えて息を切らしやって来た。

「遅くなってすいません。いわれた分持って来ました。これでいいでしょうか?」

と 一つ一つ袋から出しながら確認し始めた。



「歯ブラシ 歯磨き粉 湯吞 おはし 洗面器 石鹼 下着も新しいの買って来ました。 

Lサイズとおっしゃっていたので、こんな感じでいいですか?」



  「え?  あんたまさか  本当にLサイズ買ってきたの?」



「え? Lサイズって、、、、、」

   
    「言ったけど 言ったけどね!それは何年も前 昔はまだLサイズでよかったけど

     今はどうみてもLサイズでは無理でしょう・・・見て解るでしょう

     このお尻を見てごらん。

     LサイズよりLLか3Lの方が、入院するんだったら楽でしょう位のことが言えないの?

     気が利かない人ね、、、本当にいっつもあんたは、、、
 
     少し考えたらわかるでしょう  全く、、、

     とにかくもっと大きいサイズと交換してきてよー」





お嫁さんは黙って頷きその下着を持って部屋を出た・・・



   その後しばらくの間 部屋中に重い沈黙の時間が流れた。

 

  嫁の立場って、辛いですねー


コロナってイヤですね

2021-12-30 22:31:46 | Weblog




   私は今、自宅で元気です

   このところ通院でがんばっています

   それにしても、コロナってイヤですね・・・

   今年あったことを思い出しつつ書いてみます



・・・・・・・・・・・・・・・・・


朝食後、お向かいのベットが空いたと思ったら
離島からいらしたらしい70代くらいのご夫婦が入ってきた。


おばあちゃんが手術を受けるらしい 

コロナのせいで延び延びになり、やっと2~3日前に病院から連絡があったとのこと


離島に住む老夫婦にとって本島の病院はとても遠い


しかも、コロナのせいで付き添いは禁じられている・・・


そこで、おじいちゃんは少しでも近くに居たいと病院の駐車場の
車の中で寝泊まりする事にしたようです


   しかし

おじいちゃんは携帯電話を持っていないらしく、連絡は簡単にはつかない・・・




     翌日、事件は起こった



県からの要請で、コロナ患者受け入れのため

緊急手術の必要な患者以外、全員退院の指示が出た・・・



おばあちゃんは急いで帰り支度をはじめたが、駐車場のおじいちゃんにどうやって知らせる事ができるか物凄く悩んでいた

看護師さんに 荷物を入り口の警備員さんに見てて貰ってその間に探して来てくださいと言われたらしい。

駐車場は少し離れている、しかも
かなり広く、300台以上の車が駐車している・・・


私は、すぐに荷物をまとめることが出来たので、直ぐに追い出されるように退院となった



その後

おばあちゃんと駐車場のおじいちゃんはどうなったのか気になります


本当にお疲れ様でした。ありがとうね

2020-06-05 13:08:44 | Weblog
穏やかな午後

病院の共用スペースで、クロスワードパズルを楽しんでいた。


  そこへ身内の娘と、小さな男の子がお見舞いに来てくれた。


歩き初めて間もない男の子は、ベビーカーでスヤスヤ眠っていた。

いや、寝ている様に見えたがベビーカーが動きを止めると、すぐに目を覚ましたようだ。

涼しく広々とした場所にいることに気がついて彼はご機嫌マックス状態だ。


  ベビーカーから降りて直ぐに何処へともなく走り出した。


母親がマスクを直しても直ぐにもぎ取り投げ捨てわざわざそのしぐさを母親が見ているのを確かめてから走り出す。


  満面の笑みを浮かべながら今度はエレベーターを見つけて一直線に走り出した。


エレベーターの正面に立ちどうやら扉の開くのを待っている様子だ。




 まさかエレベーターに本当に乗り込むとは思わず私は只見ていた。

  

      しかし



それに気が付いたその子の母親は血相を変えて走り出した。

  
 その子はエレベーターが大好きらしい。


エレベーターを見つけると、一人で乗り込んで行くらしい。


   何処へ行ってもエレベーターがあるだろう!と駆け回るとのこと・・・


迷子になってもエレベーターを見つけては建物の中を機嫌よく上へ下へ 
右へ左へ疲れる事はないらしい。


母親はいつもぐったりするやら 腹が立つやら とにかくエレベーターは天敵らしいが

子供にとっては、魔法のドアか・・・!


思ったとおり、母親とその子のバトルが始まった。
初めはいい勝負だったのだが次第に母親の方が劣勢に見えた。


  でも、勝負はあっけなくついた。




その後、その子はすぐに寝てしまい静かにベビーカーの中にいた。

 

「寝ている時は可愛いンだけどね」

と母親は笑った。




コロナのせいで眠れません

2020-05-16 18:36:53 | Weblog
ちょうどコロナが流行っている中

私の手術は予定通りに行いますとのことで

前もって準備万端の入院だった。



やっぱり



予想どうり院内はものものしく、変わったマスクや防護服?の人もいて

口数も少なく感じられた。



入院する病室の入り口、洗面台の上、そこかしこにプッシュ式の消毒液が置かれている。


   院内全体に緊張を感じる・・・



お散歩のつもりで売店に行こうと歩き出したら

看護師さんに呼び止められた



  「あんまりウロウロしちゃダメよ、何処行くの」


「暇つぶしにちょっと売店に・・・」 

   すると

  「ダメよ用もないのに売店に行くなんて、ダメに決まってるでしょう
 
  ハイハイお部屋に戻って戻って!」



      いい歳をして

      叱られてしまった・・・




入れ替わりに別の看護師さんが、消毒液をたっぷり染み込ませたガーゼをてにやって来た。

そのべちゃべちゃのガーゼでベットの柵やテーブルの上置いてあるもの全てを拭いてくれた。

週刊誌やペン、ティッシュの箱までとにかく全てを拭いてくれた.お気に入りのコミックも

丁寧にべちゃべちゃになるくらい拭いてくれる、

それが一日何度も繰り返される。


  私たちのために、とてもありがたい事だとと思う。



しかし



向かいのベットのおばあちゃんが怒りだした・・・

  「えーゆっくり寝かせてよー、

年寄りはすぐ目が覚めるンだから、夜は誰かのいびきで眠れないし

昼は消毒、消毒で眠れないし

一体私は、いつ寝たらいいの」 

   ・・・・・・



私は知っている

  

この、おばあちゃんのいびきの凄さを・・・



ドンマイ

2020-03-18 15:15:09 | Weblog


子供の休みが始まり、おばあちゃんははソワソワしていた。

毎日、かわいい孫娘たちがやって来てくれると楽しみにしていた。



孫娘達と気が合うらしく、よくおしゃべりをして毎日楽しく過ごしているそうです


  だから


きっと毎日お見舞いに来てくれる

そう確信していたようだ


   しかし・・・


   期待にはんして孫娘二人は一向に来てはくれない・・・


母親の話によると毎日、孫娘二人はゲーム三昧のようだ。


毎日ご飯ちゃんと食べてるみたい?と聞くと


  毎日お菓子ばっかり・・・

  あと、菓子パンとかカップめんとか色々買って食べてるみたいよ

  好きなものだけ食べられるから

  ラッキーって
  



そんな話の後



おばあちゃんは

黙ったまま、寂しそうな様子だった。

ストッパーを忘れちゃダメ

2020-02-03 13:28:31 | Weblog


おばあちゃんは、調子も良くなり

最近は車椅子に乗って移動するのが楽しそうです。

ただ座っているだけではなく、

あちこちの病室に顔を出し話し相手を探したり

テレビを観にいったりしていた。

まるで自転車に乗れるようになった子供のようです。

以前よりずっと調子も良くなったように見えます。


   しかし


看護婦さんからは、「トイレの時は呼んでくださいね、危ないですからね」と

なんども言われていた・・・



  なのに

おばあちゃんは「ハイハイ」と生返事・・・

案の定、一人車椅子ででトイレに行ってしまった、、、


  ほどなく


小さな女の子の叫び声がきこえてきた


 
 「おばあちゃんがトイレでおぼれてる~」


近くにいた私は、すぐに駈け付けた

  
実際は歩きであるが、気持ちは駆けていた


カーテンが入り口のトイレを使おうとしていたようだが

車椅子のストッパーを掛けなかったのだろう

便座に移ろうとしてバランスを崩し

入り口のカーテンをつかんだまま便器の中に

倒れこんでしまったようだ・・・



  その後



おばあちゃんは看護婦さんの言うことを聞き

一人でトイレに行かなくなりました。

自宅にて(息子の一人)

2020-01-15 14:45:35 | Weblog
今日のような小春日和の日、思い出すことがある。

ぶっきらぼうで、おおらかな息子のことだ。

今では、すっかり大人になり

一社会人として頑張っている彼の小学生の頃の話だ。




  その日は写生大会であったらしい、息子はお弁当も水筒も持たず、いつものように学校へ向かった。


私は退院していたものの、具合が悪く

昼も夜もぐずぐず寝たり起きたりして

子供たちとの会話も最小限になり、食事の支度もろくにできない日が続いていた。



 息子は、そんな私に気を使っていたのだろう

 普段と同じ様子で家を出た・・

ランドセルだけを背負い、何も言わずに・・・

  

その日の午後

担任の先生から連絡があった。

「今日は写生大会と遠足をかねて、お弁当持参のお知らせプリントを配ってあったのですが・・・」

と言うことだった。

 
私は驚き、声も出なかった。

  

きっと息子は私に負担をかけまいと、何も言えずにいたのだろう。

息子が私に何も言えなかったことに情けなく、自分を責めた。

自分をののしることしかできなかった。



しかし、


先生の話によると

「また忘れたのかー!」と

友達から食べきれないくらいの

お弁当やおすそお裾分けの合戦になって

みんなと楽しそうにしてました、と言うことだった。

我が家の事情を知る先生は、私を咎めることはしなかった。

  

  電話を置いて 



しばらく私は声をあげて泣いた。



息子の優しさや、その友達の優しさがうれしくて

しばらく涙が止まらなかった。





アンタは金持ちなの?

2019-11-10 11:20:44 | Weblog




「えー、あんたは金持ちなの?」と

お隣のベットのおばあちゃんが私に話しかけてきました。

  「え?違います」と答えると


「じゃあ財産持ちなんだね」と言うので

  
  「違いますよどうして」と聞くと


「入れ替わり立ち代わり誰か来るよね

一人で来る人もいるみたいだし二人で来る事もあるし5~6人ぞろぞろ来ることもあるし

、、、お金持ちだからでしよう」


  「いいえ違います、普通の主婦です、実家のおばあちゃんに

   がんばれがんばれって言われて・・・

   子供が何人かいるので多く見えるだけですよ」



「いいや違う、うちは子供7人いるけど・・・それにあんた、そんなに若いのに・・・」





・・・私の家はお金持ちではない

普通に子沢山なりの苦労は少なくはなかった。

それに私は、そんなに若くはない



 
  きっと


7人の子を育てた、おばあちゃんの苦労は並大抵ではなかったと思う。

でも今、幸福そうな感じがした・・・




あれやこれや、おばあちゃんの話を、だいぶ長い間かされたが

点滴の私はトイレを我慢してて

おばあちゃんの話は、半分しか入ってこなかった。