放水路付きのダムカレー専用皿があった!炎上した不謹慎論への回答か

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大人気のダムカレー。ソーセージを抜いて放水するなどの仕掛けを作るなどして楽しんでいる人がいる一方で、ダムを壊して食べることへの抵抗を示す人たちもいるようです。そのような中、ダムを壊さずにダムカレーを楽しめる「ダムカレー用皿」が登場しています。

ダムカレーとは

画像出典/UMAROCKさんによる写真ACからの写真

「ダムカレー」とは、主にご飯をダム、カレーをダム湖に見立てて器に盛りつけたカレーライスのことで、ダムがある地域の観光資源として、日本国内に180種類以上が存在しています。

日本全国のダムカレー情報を集めた「日本ダムカレー協会」なるサイトまで出現しています。

ダムカレーの発祥は昭和40年代に長野県側の関電トンネルトロリーバス扇沢駅の大食堂(現・扇沢レストハウス)で「アーチカレー」という名称で提供されていたものが発祥といわれていますが、2000年代以降、地域振興策の一環としてダム観光が活用されはじめると、2009年頃から次々と各地でダムカレーが誕生しました。

ダムカレーの放水方法

ダムカレーの放水は、ソーセージのゲートを引き抜くことで行われます。

ダムカレー放水(?)の瞬間をとらえた動画です。臨場感ありますね。

ダムカレー不謹慎論

ダムを壊して食べるという姿が、災害を連想させることや、構造物を壊したりすることが不謹慎だ、という意見があるようです。

ダムカレー、ビルカレーという、こうした名称のカレーの存在を知った私は、実に不愉快で、怒りを感じざるを得なかった。
不謹慎にも、ほどがあると思った。
私が神経質すぎるという方は、ぜひ一度、被災地を訪れて欲しい。
私は、いち技術者として、災害復興を担う立場の人間として、どうしても許すことが出来ないのである。
引用/施工の神様

この意見に対し「日本ダムカレー協会」では、「過疎化に悩むダム水源地の方々が考え出したものであり、少しでも元気を取り戻せたらという気持ちから誕生しています」とコメントを発表しています。

また、一般からは、「地球滅亡を描くSF作品はどうなんだ」「ダムカレーを食べて水源地を応援しよう!」「食べるときに壊れるのはあくまでライスであってダムじゃない」といった反論も寄せられたようです。

まあ、しかし、もし自分の子供や親がかたどられた人形が泥流のようなカレーの中で溺れていたりしたら、やっぱり、やめてほしいとは思いますけどね。

ダムカレー専用皿が出現

ライスを整形するのは面倒だけど、子どもに楽しんでカレーを食べてもらいたい、という人のために、ダムカレー専用皿が販売されています。

これならば、放水はしますが、ダムそのものを壊すわけではないので、建築関係や被災地の皆様の気分を害することもありませんね。

ご家族でぜひダムカレーを楽しんでみてはいかがでしょうか?小さい子供さんが土木建築に興味をもつキッカケにもなるかもしれませんね。

●ダムカレー専用皿

●ダムカレー専用皿(2種セット)

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