といふわけで

目立たぬように はしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず

プロレスラーKENTAから学ぶアンチとの向き合い方

動画】KENTAのメンタルとTwitterが話題!内藤哲也を襲撃しバッドエンド ...

いまプロレス界で最も嫌われている男と言って過言ではないのがKENTA選手だ。


世界最大のプロレス団体WWEのリングにも上がった選手で、今は新日本プロレスのリングを中心に活躍している。

 

KENTA選手のtwitterには毎日のようにアンチから罵詈雑言が飛んでくる。それに対してまるで毎度見事な返しをするのがKENTA選手だ。上下左右どこからともなく飛んでくる悪口の弾丸を躱し、鋭くもユーモア溢れた一言で返す。

 

蝶のように舞い鉢のように刺すその姿はさながらTwitterに舞い降りた世紀のボクサー、モハメド・アリ。

 

SNSという心無い言葉が飛び交う戦場で生き延びる術は、この男が握っている。

なぜKENTAは嫌われたのか

そもそも何故この男がプロレス界で最も嫌われているのか。こちらの映像をご覧ください。

www.youtube.com

プロレスをご存じない方にもわかるようにサクッと説明すると、

  • 東京ドームでとっても大きい大会がありました。
  • メインイベントで二人のすごい選手が試合をし、すごい試合をしました。
  • 勝った選手は最後に決め台詞の大合唱というマイクパフォーマンスで会場をまとめようとしました。
  • KENTAが乱入しハッピーエンドをめちゃくちゃにしました。めでたしめでたし。

という感じで約3万人の観客から浴びるブーイングの嵐を浴びたKENTA選手。恍惚とした表情で花道を後にするKENTA選手には「○ね!!」「○すぞ!!」という罵声まで飛びました。

 

たった一夜でKENTA選手はプロレス界一の嫌われ者になったのだ。

 

「見ない」という選択肢

その日以降、KENTA選手のtwitterは慌ただしくなった。ヒール(悪役)レスラーという職業柄、リングの上で浴びるブーイングは歓声と同じだろう。しかし、KENTA選手のSNSに投稿されている言葉はブーイングを通り越して誹謗中傷になっている。

 

しかし、混沌の極みとなったリプ欄に動じることもなく、KENTA選手は今日もクソリプを凛とした姿勢で次々と処理していく。


以下、KENTA選手のクソリプへのコメントを御覧ください。

まず相手と同じ目線になったら絶対にダメだ。そして真に受けない事。これは良い事を言われた時もそうだ。
あとアンチも話せば意外といい奴もいる笑 まぁバカがほとんどだけどな。
とにかくこっちが主導権を握る事だ。
アンチとのやり取りも奥が深い。

 奥が深い?なんということだ。常人なら精神を壊しかねないこの状況を、彼は愉しんでいるのだ。

 

ツイッターに疲れた人はアプリごとしばらく消したらいい。見なくて済む。俺も2月の大阪大会が終わった後は消してた。SNSは色々な情報を得られる場所であると同時に見たくもないものまで目に入る。見えない相手よりも、側にいる人を大事にするべきだ。そして落ち着いたらまたログインしたらいい 

情報過多なネット社会で「見ない」という選択肢はまさに灯台下暗し。KENTA選手はいつも答えは直ぐ側にあることを教えてくれる 

 

言葉は時として人を傷付ける武器にもなる。この事は肝に銘じないといけない。そして嫌な事や物から逃げるのは決して恥ずかしい事ではない。自分の人生だ。自分を大事にして欲しい。

人は痛みがわかるからこそ優しくなれる。ヒールレスラーとして対戦相手やファンの心をボロボロにしているKENTA選手は、ひょっとしたら誰よりも優しいのかもしれない。 

 

ここで改めて言っておくが、クソリプに対してやり返すのは俺の役割だ。正義面して一緒にやるのはやめてくれお前らの助けなんていらない。俺を舐めないでくれ。お前らは見るだけだ。分かったな

 はい。

幸せとはなんなのか

心理学者のアルフレッド・アドラー曰く、幸せの三要素は

・自分自身を好きであること

・他者と友好な関係を築けていること

・他人や社会に貢献すること

だという。特に大切なのは一番上の自分を愛するということだ。

 

理知だけで割り切ろうとすると他人と衝突し、個人的な情を前に出すと、足元をすくわれ、意地を通そうとするとがんじがらめになる。そんな住みにくい世の中に疲れてしまった人は、KENTA選手をフォローしよう。

 

そしてクソリプを送って怒られよう。

 

嘘です。やめましょう。

 

 

嫌われる勇気

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嫌われる勇気 特装版 自己啓発の源流「アドラー」の教え

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