たぶんデパートの屋上 [思い出]
その昔、初めて手にした一眼レフカメラは言わずと知れたフィルム式。オリンパスOM-10、標準レンズとタムロンの200ミリズームレンズだった。
念願のオリンパスの一眼レフカメラを手にした私は、とにかく何かを撮影したいと、頭の中で被写体を想像する毎日。エレクトロニクスメーカーがデジカメの技術発表を行った頃でもあるが、手ごろな価格で高解像度の写真が撮影できるデジタルカメラが一般用として世に出るのはまだまだ先の先。当時はデジタルカメラという言葉もなく、未来のカメラを想像することさえできなかった。
24枚か36枚撮りのフィルムカートリッジを2、3個カメラバッグに入れ、何か撮ってやろうと被写体を求めてふらふらと出歩くことも多くなった。プリントまで考えれば、ワンシャッターがジュース一本分(カートリッジ代、現像代、プリント代)というコストがかかるので、ケチ臭い私はシャッター数が少なく、いい写真が撮れることがない。
当時は、アイドル歌手全盛期。
何から情報を得たのかは記憶にないが、“どこどこのデパートの屋上で開催”というように耳に入ってきたら、カメラ片手に出掛けた。一番前の席を確保しようなど、これっぽっちもなく、開催時間の少し前に到着すれば十分満足。
しかし、観客後ろからの撮影になるので、人と人の隙間から狙ったり、手振れで失敗したりと、いい写真が撮れることはない。後ろからの撮影といえども、いざステージが始まれば、ピンボケせずに、なるべくアップで撮ろうと必死になってシャッターを押し続けた。
このようなステージは月に一回ほど東京都内の何処かで開催されていかも知れない。
今になって、写真を見ると、何かが足りない。
下手くそなのは十分承知だが、どこで撮影したのか?周りの観客の様子はどうなのか?・・・等、写真に納めていないことがわかった。マクロ視点、ほんとうに大切なことだと思った。おじさんになってしまった自分が今見たい写真は、そのステージを取り巻く背景であり、その時代が写り込んでいるものだったのだ。
1981年5月5日
河合奈保子さん
「河合奈保子とファンとの集い」
「17才」
撮影場所不明、たぶんデパートの屋上
1981年
柏原よしえさん
「デビュー一周年ファンの集い」
「ガラスの夏」
三越野外音楽劇場・日本橋三越か?
1981年6月6日
榊原郁恵さん
「太陽のバカンス」
池袋サンシャインシティ・アルパB1F
ASA400→1600/2倍増感 メモあり
郁恵さんと握手した後にシャッター押した
第4回くりくりフェスティバル・郁恵 IN ピーターパン デー
日付、撮影場所は不明、たぶんデパートの屋上
新宿のスタジオアルタへ、平日お昼に行った生放送中の様子。
B&Bが司会を務める「笑ってる場合ですよ!」
アルタの鏡のような壁には、アルタ前に集う多くの人々が写っていた。
アルタ前の人々に「大きく手をふって」
「今日もぎょうさん来てるなぁ~」
さらさらっと見ると、もう少し引いて何枚か撮影していればよかったと後悔。
最後まで見てくれてありがとう!
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念願のオリンパスの一眼レフカメラを手にした私は、とにかく何かを撮影したいと、頭の中で被写体を想像する毎日。エレクトロニクスメーカーがデジカメの技術発表を行った頃でもあるが、手ごろな価格で高解像度の写真が撮影できるデジタルカメラが一般用として世に出るのはまだまだ先の先。当時はデジタルカメラという言葉もなく、未来のカメラを想像することさえできなかった。
24枚か36枚撮りのフィルムカートリッジを2、3個カメラバッグに入れ、何か撮ってやろうと被写体を求めてふらふらと出歩くことも多くなった。プリントまで考えれば、ワンシャッターがジュース一本分(カートリッジ代、現像代、プリント代)というコストがかかるので、ケチ臭い私はシャッター数が少なく、いい写真が撮れることがない。
当時は、アイドル歌手全盛期。
何から情報を得たのかは記憶にないが、“どこどこのデパートの屋上で開催”というように耳に入ってきたら、カメラ片手に出掛けた。一番前の席を確保しようなど、これっぽっちもなく、開催時間の少し前に到着すれば十分満足。
しかし、観客後ろからの撮影になるので、人と人の隙間から狙ったり、手振れで失敗したりと、いい写真が撮れることはない。後ろからの撮影といえども、いざステージが始まれば、ピンボケせずに、なるべくアップで撮ろうと必死になってシャッターを押し続けた。
このようなステージは月に一回ほど東京都内の何処かで開催されていかも知れない。
今になって、写真を見ると、何かが足りない。
下手くそなのは十分承知だが、どこで撮影したのか?周りの観客の様子はどうなのか?・・・等、写真に納めていないことがわかった。マクロ視点、ほんとうに大切なことだと思った。おじさんになってしまった自分が今見たい写真は、そのステージを取り巻く背景であり、その時代が写り込んでいるものだったのだ。
1981年5月5日
河合奈保子さん
「河合奈保子とファンとの集い」
「17才」
撮影場所不明、たぶんデパートの屋上
1981年
柏原よしえさん
「デビュー一周年ファンの集い」
「ガラスの夏」
三越野外音楽劇場・日本橋三越か?
1981年6月6日
榊原郁恵さん
「太陽のバカンス」
池袋サンシャインシティ・アルパB1F
ASA400→1600/2倍増感 メモあり
郁恵さんと握手した後にシャッター押した
第4回くりくりフェスティバル・郁恵 IN ピーターパン デー
日付、撮影場所は不明、たぶんデパートの屋上
新宿のスタジオアルタへ、平日お昼に行った生放送中の様子。
B&Bが司会を務める「笑ってる場合ですよ!」
アルタの鏡のような壁には、アルタ前に集う多くの人々が写っていた。
アルタ前の人々に「大きく手をふって」
「今日もぎょうさん来てるなぁ~」
さらさらっと見ると、もう少し引いて何枚か撮影していればよかったと後悔。
最後まで見てくれてありがとう!
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フィルム時代はお金のかかる趣味でしたね。
同時プリントせずに白黒でベタ焼きしてもらって、
良さそうなコマだけカラーでプリントしてました^^;
by ぽちの輔 (2020-03-11 07:09)
貴重なお写真ですね!それから、ご訪問ありがとうございました。
by 這い上がるママ (2020-03-11 21:10)
懐かしいですね!ファンの集いや 新曲のキャンペーン見に行きましたね。いいカメラ持ってなかったからバカチョンで撮ったりしましたがズームが利かないので 現像に出して あ~ぁ。ってことが何度も。^^;
by ゆうのすけ (2020-03-11 22:17)
みなさんコメントありがとう!
新型コロナウィルス感染症蔓延で落ち込んでしまいそうですが、少しでも明るい話題をと思いまして。
by ゆういち (2020-03-11 22:50)
思い出の写真を見ながらお酒を楽しめますね。みなさん若い!!(当たり前ですが・・・)青春の一ページですね。
by newton (2020-03-14 17:14)