2019/02/21

【財務省】「北朝鮮は約束を守らない、払った金は取られっぱなし」 麻生大臣、黒田総裁共同記者会見の概要(平成30年4月20日(金曜日))

【質疑応答】

問)
  先ほど北朝鮮が核実験とICBMの発射の実験を中止し、実験場も廃棄すると表明したということですが、これに対する大臣の受け止めをお願いします。

大臣)
  この国とこれまで数々約束しました。金も払いました。実験場とかそういうのをやめるという条件で。しかし、そのまま続いた。金はそのまま取られっぱなしになっているのだと記憶しますけれども。きちんとした答えが出た上で、それがちゃんと我々としてその現場、状況等をきちんと調査した上ででないと、それに対するコメントは、口だけの話は何とも言えません。これまでも数々そういったことがありましたから。

問)
  信用できないということですか。コメントはできない、信用はできないということですか。

大臣)
  今言った答えが、それが答えです。



問)
  麻生大臣にお伺いしたいと思います。まずムニューシンさんとの会談の中ですけれども、今回のG20では米中の貿易摩擦を始めとして保護主義的な流れに対する懸念というものが共有されたと思うのですが、ムニューシンさんとの会談の中で麻生大臣はどのような懸念を米側に伝えたのか、伝えたとすればどのようなことだったのかというのが1点です。2点目は、これは短いものですが、ライトハイザーさんと茂木さんの会合は麻生さんとペンスさんのサブ的な位置づけになるものですが、時間軸が、当然米側は時間制限の設定、なるべく早くということを言ってきていると思うのですけれども、どのぐらいの時間をかけて協議していきたいのかというのが2点目です。最後に3点目なのですが、19日にアメリカのトランプ政権、武器輸出の緩和の方針を示して、日米の首脳会談でも日本に対しても武器の輸出をしやすくするようにということをトランプ大統領がおっしゃっていたのですが、対日貿易赤字を小さくするということも念頭にあってのことだと思うのですが、財政を所管する大臣として、こういったアメリカ側の動きについてコメントがあれば、以上3点お願いします。

大臣)
  3つの話のうち、まず終わりの方の記憶のあるところからいきましょう。武器輸出ということに関して、少なくともムニューシン長官との間で話が出たわけではありませんが、少なくともこの種の話は短期的にはそういったようなことが効果がある、だって買うわけだから。しかし、これは長期的に継続的に続くのかという話とはいかないので、日米の経済摩擦の点に関しては、構造的なものでやらないとあまり効果がないのが1点。それから日本が輸出した分を上回るほど、要はプラスマイナスで言えばマイナス、こっちから見たらマイナスになるほど、アメリカに投資している額が多い。同じ赤字でも中国の場合はアメリカの貿易赤字の50%ぐらいいっているけれども、日本の場合、今8%ぐらいかな、ドイツ、メキシコ、同じぐらいのものだと思いますが、いずれもドイツもそうではありませんけれども、日本の場合は明らかにアメリカに投資している部分の方が多いので、その点からいったら投資という点も含めて考えないと、こういったものはいかんので、貿易収支という物の収支だけで見るのはいかがなものか。これはペンス副大統領にも言いましたし、ムニューシン長官にも言いましたしというのが基本的なところだと思っています。



※詳細は下記ソースよりご確認ください。



【ソース】財務省:麻生大臣、黒田総裁共同記者会見の概要(平成30年4月20日(金曜日))

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