かんながら

来てくれてありがとう。







このブログに出てくる「ストーリー」という言葉について話してみます。


ストーリーとはなんなのか。

一言で言えば、いまここに現れているリアリティ以外の全てです。


そうなると、これとこれがストーリーですよということではなく、思考が語る全てがストーリーということになります。


自分に関すること、家族や人間関係のこと。

いままでに何が起きたのか、いまはどういう状況か、そしてこの先何が起きようとしているのかなどの身の上話もすべてストーリーです。


ストーリーがいいとか悪いとかの話ではないですよ。

単に、ストーリーという言葉の説明をしています。



悲しいストーリー


希望に満ちたストーリー


スピリチュアルなストーリー


神や悟りに関するストーリーもあります。



このような言い方をすると叱られそうですが、宗教もストーリーです。


そのストーリーは、神、霊魂、真実の言葉、偉大な教祖、死後の世界や輪廻転生に至るまで、多岐にわたっています。

すでに夢の中にいる登場人物は、自分の夢の中にそれらのストーリーを加えて、人生観や宗教観を作りだし、そうやって人生というストーリーの色彩を豊かにしていくのです。



肉体の死と共に終わるのは、このストーリーに他なりません。

誰ものストーリーは、たとえ道半ばでも一件落着するのでご心配なく。

それらは霧のように消え失せます。


ちょうど睡眠中に見ていた夢が、目覚めと共に跡形もなく消えるのと似ています。


それでも純粋な気づきであるところの意識は、いまここに在り続けます。

それは夢を見ていた意識と同じものであり、たとえ死んでも何も失くしません。

もともと無かったものが、抜け落ちるだけです。


いいですか。

この先、あなたは何一つ失うことはないのですよ。

そもそも何一つ得ていないのだから。

すべてはストーリーの中で、得たつもり、失ったつもりになっているだけのことです。


それなのに、いったい何を怖れるというのでしょう。




ところで、今日のような話は好きですか。

だとしたら、あなたの現実という名の夢が、揺らぎ始めているということです。


しめしめ(^^)








さて、ここまで書いておいてなんですが、もちろんこれらの記事もストーリーと言えます。


真実は、いまここの「これ」だけ。

目の前にモニターがあって、文字を読んでいて、思考が湧いていて、いまここにあるものが「これ」。


「これ」の内容は変わり続けていきますが、その内容に気づいている意識は永遠にいまここに在ります。


この永遠こそが、本当のあなたです。



だから、人生に何が起きているように見えても気楽にいきましょう。

すべては移ろいゆくものであり、実体はありません。


実体は、いまここにある本当のあなただけです。



こういう話がよく分からなくても大丈夫。

単に、分からないということがいま起きているだけで、それでいいのです。


夢の中にいるからと言って、間違っているわけでも、劣っているわけでも、遠回りしているわけでもありません。


ではなぜこんな話を繰り返すのかと言うと、夢が悪夢となり、苦しんでいる人が多いからです。


ストーリーから目を覚まして、「いまここに帰っておいで」と呼びかけています。




ここまで１０分もかからずに書いてしまいました。


このまま載せますね。



同胞のあなたに愛を込めて。





いつも応援ありがとう。