さてさて。
良くあるのが、友人や家族など、身近な人からの愚痴っぽい話。
これを聞くのが、私は超ド下手だってことです。
どういうことか言いますと、
例えば友人の職場に、彼女からすればいい加減な人がいるらしいと。
一応仕事は滞りなく出来るものの、
詰めが甘く人に頼る部分があったり、
挨拶がキチンと出来なかったり、
ネイルをしちゃいけない決まりなのに隠れてしていたり…
などなど。
そんな話を聞きながら、私はなんとなく、その愚痴の的になっている人物を想像したりします。
彼女(女性とのこと)は不真面目とも言えるけど、
明るく大楊なタイプとも言えるのでは?と。
甘え上手で、人から助けてもらえやすい女性っていますよね。
本人からするとそれが当たり前って言うか、そうやって生きて来たわけで悪気もない。
一方、私の友人は、『自分のことは自分で』のタイプ。
規律は守りたいし(挨拶はキチンと が信念)、割りと頑固で、周りに迷惑をかけるのが大嫌い。
真面目でストイックで、それが彼女の良いところでもあります。
(私も彼女によく怒られる)
友人からすれば、職場のいい加減な女性が許せないんですね。
それはわかるんだけど、じゃあ、その女性が悪いかって言うと…
私にはそう思えない。
ただの個性のぶつかり合い。
お互いの性格の不一致ってだけ。
という気がするんですね。
真面目でストイックなところは友人の長所でもあるけど、長所は短所にもなり得る。
自分とは違う人間を許せないと言うか、許容範囲が狭い気がするんだよなぁ… 。
だからって許せない友人が悪いと言いたい訳じゃなく、
もっと俯瞰で物事を見て、その場にいない人にもなるべく公平にしたいと。
どうやら思っているみたいなんですね、私は。
『なんでよ? 友達なんだから味方したげなよ。』
ってなるだろうし、本当だよね。
友達や身近な人には、無条件に味方して欲しいもの。
こんなときにはとりあえず共感しとくのがいいのはわかっていて、
そんなお話も書きましたが、でもやっぱり、躊躇しちゃうんですね。
そういう思考回路になってないと言うか、
この場にいない人を裁きたくない(知らない人でも)という部分があるのだ。
それがなんの意味があるかわからないけど。
(というか、全然意味はないと思うわ… )
自分だったら勝手に決め付けられたくないって気持ちが、関係してるのかなと思う。
一方的な見方では正確なことはわからないし、
その人にだって、何かしら事情があるかもしれないじゃない?
これって、男と女の間でよく起こることらしい。
女性はとにかく共感して欲しいだけなのに、
『それはお前にも悪いとこあるだろ。』
なんて言い、彼女や奥さんをガッカリ、又は激怒させる男性の話は良く聞く。
何が正しいとか間違ってるとかじゃないのだ。
最終的には、『大変だったね』『僕は君の味方だから』などのセリフが欲しい。
それで疲れを癒したり、安心したりしたいのだ。
(味方って言葉がキーポイントらしい。
男性は極プライベートな関係にも、社会性(公平さ)を用いるんだって。)
こんなとき、
『私ってやっぱり男性脳なのかな? 』
とふと思う。
誰にでも男性と女性両方の要素があるらしいが、
私は女の割りに、男性の要素が多めなのかもしれないとか。
決して友人のことを考えていない訳じゃなく、彼女のことは大切に思ってるんですけどね。
それとこれとは別で、その理屈をわかって欲しい気持ちがある。
私が誰かに愚痴った場合、
聞いてくれる相手が賛同してもしなくても、そんなに気にならないのだ。
少しはがっかりするかもしれないけど、『まあ、そんなもんか』に落ち着く。
自分の気持ちに正直にしてくれている方が、一緒にいて心地いい。
ということで、聞いてんだか聞いてないんだかわかんないような微妙な返しをするだけになる。
だいたいご飯食べながらでは、話がちゃんと入ってこない 。
(ご飯を食べながらペラペラ話せるのって、それだけでスゴいと思ってしまう)
友達がいがない奴だけど、公平ではあるんだよ。たぶん。
しかし蜜な人間関係での『公平さ』なんて、ほとんど価値ゼロ。
こんな自分に誰か、味方して欲しくなるけど。(!)