古いアイテムで音を出す物は気をつけて。

SecondLifeのビュワーのキャッシュフォルダを覗くと、拡張子が".dsf"というファイルが沢山あるのを見ることが出来るでしょう。(一部のビュワーではdsfファイルは別のキャッシュフォルダに収容する仕組みになっている物もあります) ビュワーによっては、ビュワーを閉じると全てのdsfファイルをキャッシュから削除する仕組みになっている場合もあるので、動作中(ログイン中)でしか見ることが出来ないファイルかも知れませんが、これらのdsfファイルというのは何なのかというと"サウンド"の実体です。しかもAACとかMP3とか圧縮した物でなく、44.1khzのwavの生ファイル状態なのです。当然にファイルサイズも大きく消費し、それが配信される訳ですからネットワーク帯域を消費しラグを感じる元になってしまいます。

近年でMESHアイテムなどの浸透により、カスタムテクスチャーを用いることも多く、これまた画像ファイルサイズが大きい1024x1024サイズなどを多用することもあって、ネットワーク帯域が逼迫することに繋がっていますが、テクスチャーの場合、大きくても過去に許容されていた2048x2048サイズが最大なので、それでもデータサイズとしては音のファイルに比べて大きくないと言えます。

そうです、この画像で見て欲しいことは、過去に許容された最大データサイズの音声ファイルが未だに存在していることです。ファイルサイズは4910KByteにもなり、ほぼ5Mというサイズが落ちてくるということ、確実にラグになりますね。

ちなみに再生時間で計ると、この4910KBの音は、57秒もありました
現在の音のファイルの上限は、「再生時間が10秒まで」なので
画像での、その下に続く862KByteのファイルが、それに相当します。

テクスチャーの場合はビュワーの画面上で実際に見えていなければ処理されること(ダウンロードされること)はありませんが、音の場合は例え再生ボリュームが0(ゼロ)であっても、範囲内であればダウンロードされます。(これを利用して0音量で予め再生しておくなどの小技もあるぐらいです)故に、その再生対象の音がこのような巨大なデータだとネットワーク帯域を消費してしまうことが見えないラグに繋がります。目に見える物ばかりがラグの要因ではありません。

もしも設置しているアイテムで、古めのアイテムで音を出す物の場合に、このような巨大なファイルを使っていないか今一度、見直して貰えたらと思います。

2019/12/01

Posted by まゆみ.H
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