Web
Analytics

まれにいいこと

小さないいこと探しながら、今日もなんとか暮らしています。

子どもとお金①

「ブログのネタがない!」と嘆いて以降、様々なアイディアやヒントをいただき、ありがとうございます。 

yotoro.hatenablog.com

いただいたアイディアの中で、「子どものお小遣い教育」というのがありました。

きらっとライフさん(id:kiratto-life)、ありがとうございます!!)

 

そういえば、カナダでは、子どものお小遣いについて、さほど話題になりません。

そういえば、「お小遣いが欲しい!」と言われたこともありません。

小学校2年生から5年生までの子どもを持つ、ママさん13人に聞いてみたところ、決まったタイミングで定額の小遣いを与えている家庭は、わずか2人だけでした。

その2人も、「子どもが昼食時間帯に外食するため」とのこと。

カナダでは、昼食は弁当持参です。

学校にもよりますが、小学校中学年以上になると、昼食時、親の同伴なしで外出することが許されています。

お小遣いは、その際の外食費用として使うように渡しているとのことでした。

 

ネットで、「毎月の平均お小遣い額」を検索してみても、出てこない!

むしろ、「子どもの金銭感覚を養う為に、小遣い制がオススメ!」という記事が、たくさん出てきます(笑)

 

お小遣いをもらわない子ども達が、お金を得るタイミングは、誕生日やクリスマス、宗教上の成人の儀などのイベント時、その他、歯の妖精が来た時などがあります。

(ちなみにこちらでは、お年玉の慣習はありません…)

 歯の妖精に関する投稿はこちらから。 

yotoro.hatenablog.com

ちなみに、歯の妖精が子どもに置いていく平均金額は、歯1本あたり約3.44ドル(約290円)らしいです。

 

長男(10才)に聞いてみました。

私:「お小遣い、もらってる人って知ってる?」

子:「1人かな?お手伝いしてもらってるって言ってた。」

私:「カナダで、お小遣いもらうって、あまり聞かないよね?」

子:「1ヶ月にいくらとかいうのは、ないんじゃない?お金は何かしたら、もらうものだからじゃない?」

ここでピンときたのです。

たしかに。

こちらでは、「お金は、どうやったら手に入るのかな?」ということを、実体験を持って、小さいうちから教えている家庭が多い気がします。

 

実体験とは、

① 家庭でお手伝いをした後、その報酬としてお金を受け取る。

これは一番楽な稼ぎ方ですね。

 

 

② 近所の雪かきや落ち葉拾い、雑草取り等の庭仕事を手伝い、お金をもらう。

これは、「売り込み」が必要になりますから、勇気がいります。親が売り込みサポートすることも多いです。 

 冬になると、「雪かき5ドルでやります!」などといった、手書きチラシがポストに入っていることがあります。

f:id:Yotoro:20190417103451j:plain

 

 

③ アルコールの廃品回収でお金を得る。

→ ビールの空瓶等、アルコール類のボトルを酒屋に持っていくと、少額のお金と換金してくれるので、自宅や近所のものを回収して歩く子どももいます。

 

 

④ 自宅の庭先でレモネードを売り、その売り上げを得る。

→ レモネードを作り、1杯25セント(約20円)程度で売ります。暖かい季節になるとよく見かけます。 

  レモネードスタンドが一般的ですが、家によっては、クッキーやマフィン等を売るところもあります。

f:id:Yotoro:20190417035045j:plain

 

 

⑤ 庭先で自宅の不用品を販売し、利益を得る。

→ 不用品を売ります。断捨離もできる上に、値付けから交渉、販売まで子ども達がやるので、子どもの勉強になるとして、好んでやらせる家庭が多いです。  

f:id:Yotoro:20190417104517p:plain

 

 

 

小遣いの与え方や、子どもが自力で収入を得るにはどういった方法があるかということは、カナダ政府のホームページにも記載されています。

以下は、自分で小遣いを稼ぐ方法例を記した部分の引用です。

Some ways children may earn money include:
  • babysitting
  • gardening
  • age-appropriate farm chores
  • dog-walking
  • taking care of pets while owners are away
  • shovelling snow or raking leaves
  • having a garage sale
Make sure your children are safe whenever they’re working outside the home.

 引用元:https://www.canada.ca/en/financial-consumer-agency/services/teaching-children-money/giving-children-allowance.html

上記引用文の中で、「ベビーシッター(子守り)」というのがあります。

12才以上になると、ベビーシッターの講習を受けて、小さい子の面倒を見て収入を得るのが、最近人気のアルバイトです。

 

こう考えると、カナダでは、「お金の得る難しさや、お金の大切さを小さい頃から教わって、さそがし、金銭感覚がしっかりしているに違いない」と思われそうですが、

それはありません!!! と、声高に申し上げておきます。

こういうダークな面に関しては、将来的に追及していきたいとおもいます(笑)