No13 4月から教壇に立つあなたへ 黄金の3日間
何号にも渡って書いてきた記事ですが。
子どもに指導することについては、以下の5点をまとめえるといい思っています。
①子どもたちに指導すること。
②いつ、指導するのか。
③どのように指導するのか。
④なぜ、そうなのか(趣意説明)
⑤どんな状態がいいのか?(評価のこと。ほめることができる。)
今回は「起立」を例に説明します。
学校の先生でよく耳にするのが
「ちゃんと立ちなさい」
「しっかり立ちなさい」
「きちんと立ちなさい」
という言い方です。
でも、「ちゃんと立つ」「しっかり立つ」「きちんと立つ」っていったいどんな状態なのでしょう?
どうしてそんな指導をするのでしょう?
だらだら起立することの何がいけないんでしょう?
そして、どのように子どもたちに指導するとよいのでしょう?
起立の指導について私の場合は、
②黄金の3日目の朝の挨拶で
③「起立をする場合は、音を立てずに2秒で」
④気持ちが切り替わる、時間が短くなれば大事なところに時間をかけられる
⑤③と同様。
と考えています。
ちょっと④は苦しいかもしれません。
ないという場合も当然あってよいです。
例えば「廊下をはしらない」でしたら、④は説明がつきます。
一つ一つの指導には意味があります。
教師が求める、もしくは目指す子どもの姿があります。
それを具体的に考えていくことです。
次号に続きます。