花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

黄色い樹木花(1)

2020-02-24 | 植物 花

花が少ない時季に<冬咲き>の花が、活躍します。

今日は、冬咲き「クレマチス」の「クレマチス・アンスンエンシス」

「クレマチス・シルホサ」の2種を挙げてみました。

<「クレマチス・アンスエンシス」>

「クレマチス」の開花は、初夏から夏にかけてが、殆どですが、此の季節に咲く種類が何種か有ります。

其の一つが、常緑性の「クレマチス・アンスンエンシス(アンスネンシス)」です。

ベル形の白や淡緑色の肉厚の花を下向きに咲かせます、4枚の花弁で先端が外に反り返ります。

葉は、肉厚で先端が尖った卵形で艶が有ります。

キンポウゲ科、センニンソウ属、中国雲南省原産、常緑蔓性多年草

学名 Clematis anshunensis 、別名「ウインターベル」



 次も冬咲きの原種系「クレマチス」の落葉性の「クレマチス・シルホサ」です。

<「クレマチス・シルホサ」>

透明感が有る軟らかい花弁をパラシュートの様に開きます、濃い赤銅色の葉とコラボします。

シルホサ系の「クレマチス」は、夏は休眠しますので、葉が有りませんが

秋頃から濃い緑色の葉を着け、赤銅色に変色してきます。

落葉性でも花と葉を同時に視ることが出来るわけです。

夏咲きの「クレマチス」には無い、優雅な感じのする花です。

キンポウゲ科、センニンソウ(クレマチス)属、落葉蔓性、南ヨーロッパ原産、学名 Clemtis cirrhosa

英名 Early virgin's bower



花が終わった後に綿帽子を被った種坊ができます、未だ、咲いている花と同時に視ることが多いのです。


 

”黄色い樹木花" は、「オウバイ」(黄梅)と「ウンナンオウバイ」(雲南黄梅)の花です。

<「オウバイ」(黄梅)>

別名 其の名も “ゲイシュンカ(迎春花)”、題名に相応しい花です。

早春、葉が展開する前に、「梅」の花に似た5弁~6弁の花を下垂する細い枝に咲かせます。

枝は、緑色をした4角形、 3出複葉の葉が、対生します。

次に載せる常緑の「ウンナンオウバイ」(雲南黄梅)より花序が、ひとまわり小さいので区別できます。

亦、「オウバイ」が、落葉性に対して、「ウンナンオウバイ」は、常緑性です。

黄色い花で、「梅」の花に似ているので此の名前が付いた由

モクセイ、科、ソケイ(ジャスミン)属、半蔓性落葉低木、中国原産、学名 Jasminum nudiflorum

英名 Winter jasmine、別名「迎春花」、「ウインター ジャスミン」


 

「ウンナンオウバイ(雲南黄梅)」

「オウバイ」より大きな花で、耐寒性常緑低木で、葉と花が同時に視れます。

「オウバイ」との違いが有ります、花着きも多少疎らです。

学名 Jasminum mesnyi、英名 Primrose jasmine、Chinese jasmine

中国原産、別名「オウバイモドキ」(黄梅擬)



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