ビルメンをしているとよく労災情報が廻ってきます。
自分も危うかった事もありますし、他現場でもいろいろと発生しているようです。
では今回はビルメンにおける労災はどんなものがあるのか書いていこうと思います。

労災というとどんなものを思い浮かべるでしょうか?

よくニュースで騒がれる労災は
機械に巻き込まれて四肢の一部切断や死亡
溶鉱炉などに落ちてターミネーター2のラスト
化学工場で爆発で死亡


などがありますね。
では
ビルメンではどんなものが挙げられるでしょうか?

よくあるのは転倒です。
滑って転んだとかですね。
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他にも階段で転んでそのまま転落なんてのもあります。
これは通勤でも適用されるので画像みたいに歩きスマホしてると発生しやすいので注意しなくてはいけませんねf^^;
また、業務中だと清掃部門の方によく発生するように感じます。
清掃の方は高齢の方が多いので『イメージした動きに失敗して』というのが原因が主なようです。


2つ目は転落です
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これは多いです。
ご存じの方も多いと思いますがビルメンは電球交換の作業がたくさんあります。
新しい建物なんかはLED照明が主流になって少なくなってきていますが、古い建物はまだまだ蛍光灯やハロゲン・白熱電球が使われています。
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こういった作業に脚立はつきものなので必然的に脚立からの転落が多くなる訳です。
会社もそれは自覚しているので『作業は二人でやる』とか『不安定な姿勢ではやるな』とか言っていますが現場では人員不足などや油断から一人でやるのが普通な状況がまかり通っているのが現状です(><)
また、マンホール内に入る時や受水槽などの上にタラップで昇り降りする時にも起きやすいので安全帯の装備は必須です。

3つ目は巻き込まれ
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これはガチなやつです!
これまでは日常生活でもあり得る事でしたがこれはビルメンや設備やさんじゃないと起きません。
建物の空調の給排気は例外もありますが一般的には機械室内にある写真のようなシロッコファンをVベルトで繋いだモーターのい回転で回して行っています。
点検の際、モチロン停止させて作業しますが新人など経験の浅い人は回転が弱まったのを見てベルトを手で止めてやろうと掴んだ途端予想外の力に引きずられてファンもしくはモーターのプーリーとVベルトに挟まれてケガをするというパターンがあります。
ケガというとカワイイですが実際には
指切断
肉がこそげ落ち
骨の複雑骨折

なんてカワイイものじゃ済まない場合が殆どです(><)

4つ目は感電
これはいろんな場合に起こり得ます。
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それこそ先述の照明交換の時にも起こり得ますし、分電盤や受変電設備の点検、漏電によるものとさまざまな局面で起こり得るので電気が関わる作業では常に注意しなくてはなりません。
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特に感電して病院に行くような事になったら電気事故として電気主任技術者は経済産業省のどこだかに知った時から24時間以内に速報を上げなければなりません。
労災と同時に電気事故でもあるので社員の安否もそうですが会社や電気主任技術者の信用にも関わります。

他には酸欠なんかもあります。
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これはマンホールなどから地下ピットに降りる際に起きやすいです。
入る前に酸素濃度計などでキチンと測定して低ければ送風機などで外気をしばらく送り込んでやれば防げる事ですが、怠けるとこういう事故がおこってしまいます。


いかがだったでしょうか?
楽と言われているビルメンにもいろいろ危険は潜んでいます。しかしちゃんとルールを守っていれば防げるものが殆どです。
安全担当としては面倒なのは承知ですが保護具着用や安全の為の事前作業は疎かにしないでほしいと願います。

ではまた次回をお楽しみに~( ´∀`)ノ





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