巡礼の町サンティアゴ・デ・コンポステーラ。スペイン西部ガリシア州の州都でサンティアゴ巡礼路の最終地点として知られる町です。 使途聖ヤコブ(サンティアゴ)の墓があるとされており、お墓はサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂に安置されているそう。
今回はローマ、エルサレムと並んでカトリックの3大巡礼地に数えられるサンティアゴ・デ・コンポステーラをご紹介します。
- 巡礼の町サンティアゴ・デ・コンポステーラを観光
- サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂-巡礼の目的地
- パソ・デ・ラショイ-自治体庁舎
- パラドール・オスタル・ドス・レイス・カトリコス-サンティアゴのパラドール
- サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学-美しい図書館が魅力
- アラメダ公園-大聖堂を望む公園
- ボルナバル公園-サンティアゴ郊外の公園
- アバストス・デ・サンティアゴ-市場
- ガイタの演奏-ガリシアの音色
- バル-サンティアゴでは是非バルへ
- サンティアゴ・デ・コンポステーラ町並み
- サンティアゴ巡礼のツアー
- 終わりに
巡礼の町サンティアゴ・デ・コンポステーラを観光
サンティアゴ・デ・コンポステーラは宗教都市でありながら、学園都市であり、週行政の中心地であり、観光都市でもあります。
巡礼の最終地点として知られるサンティアゴには、毎日多くの巡礼者が訪れます。巡礼者はホタテ貝と杖を装備しており、フランスやポルトガル、イギリスなどから徒歩、馬、自転車、船などを使ってサンティアゴを目指します。
そんなサンティアゴでおすすめの観光スポットは、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学、パラドール、市場など。
この記事ではサンティアゴ・デ・コンポステーラの魅力溢れる観光スポットをご紹介します。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂-巡礼の目的地
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂はこの町のシンボルです。大聖堂には9世紀頃、エルサレムで殉教した聖ヤコブの遺骸が埋葬されたという伝説が残っており、サンティアゴ巡礼ではこの大聖堂を目指して巡礼者が2ヶ月ほどかけて各地から集まります。
建築様式はロマネスク、ゴシック、バロックが合わさった様式。内部は厳かな雰囲気で、1211年に完成しました。
内部にはボタフメイロという巨大な振り香炉があり、ミサでは香炉で焚かれた香がこのボタフメイロから振りまかれ、参列者を清める儀式が執り行われています。
パソ・デ・ラショイ-自治体庁舎
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂の向かいに建つ建物で自治体庁舎として使用されています。大聖堂、ラショイ館がある広場をオブラドイロ広場と呼びます。
パラドール・オスタル・ドス・レイス・カトリコス-サンティアゴのパラドール
サンティアゴのパラドールもオブラドイロ広場にあります。この写真の右側の建物がパラドール、左側はラショイ館です。
パラドールはスペインの国営の歴史的建築物に宿泊することができるホテルです。
1499に建てられた旧巡礼病院がホテルになっており、内装も歴史的な雰囲気。大聖堂の真横にあるホテルで夜の旧市街散策にも気軽に行ける立地も魅力的なホテルです。サンティアゴに宿泊するならこちらがおすすめ。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学-美しい図書館が魅力
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学は1495年にカスティーリャ王国初の大学として設立された歴史ある大学です。20の学部を持つ総合大学。サンティアゴ南北にキャンパスがあり、ルーゴ県にもキャンパスを有しています。
美しい建物も魅力的ですが、地理・歴史学部を見学できるツアーもあり、ツアーでは18世紀に建てられた図書館や講堂などを見学することができるので、是非ツアーに参加してみてください。
※サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学詳細はこちら
アラメダ公園-大聖堂を望む公園
アラメダ公園は旧市街の入り口にある公園。緑が豊かで散歩するのに最適な公園です。
実はアラメダ公園から見る大聖堂も見事です。
夜のライトアップも見所ですので、是非アラメダ公園から大聖堂を眺めてみてください。
ちなみに、サンティアゴの有名人「As duas Marias(2人のマリア)」の像もアラメダ公園にあります。この女性2人は姉妹で、60年代、70年代にお洒落をして毎日サンティアゴを散歩していたことで有名となりました。彼女たちは町の象徴となり、像となった今も2人で腕を組んで散歩をしています。
ボルナバル公園-サンティアゴ郊外の公園
ボルナバル公園はサンティアゴ郊外にある公園。旧市街からは離れますが、緑が豊かで癒される公園です。
ここから見えるサンティアゴの旧市街も綺麗で、私も留学中は良くここに散歩に来ていました。
アバストス・デ・サンティアゴ-市場
サンティアゴ観光で是非訪れていただきたいのは、アバストス・デ・サンティアゴという市場。生ハムやチーズなどが立ち並ぶ市場で、地元の雰囲気を味わうことができます。
市場で発見した一番驚いたものは、こちらの豚の顔の塩漬け。所変われば調理方法も異なるのだなーと実感しました。
見た目も素敵な市場ですので、サンティアゴ観光では是非アバストス・デ・サンティアゴを訪れてみてください。
ガイタの演奏-ガリシアの音色
サンティアゴといえばガイタの演奏。ガイタはバグパイプのことで、町を歩いているガイタの哀愁を帯びた音色が聞こえてきます。
こちらの写真はノチェ・デ・サンフアンというお祭りのもの。お祭りの主役もガイタです。
ガリシアはCelta(セルタ)の文化を受け継いでいるといわれている地域。セルタはスペイン語でケルトの意味。
ケルト文化であるバグパイプがサンティアゴの町を美しく彩ります。
バル-サンティアゴでは是非バルへ
サンティアゴの旧市街には多くのバルがあります。
夜はバルを何件も渡り歩いて少しずつタパスを頂くのがスペイン風。ガリシアの夜は是非バルを楽しんでください。
※ガリシアの伝統料理はこちら
サンティアゴ・デ・コンポステーラ町並み
サンティアゴは町を歩くだけでも美しいものと出会うことができます。
夜の町並みも荘厳な雰囲気が楽しめるのでおすすめ。
お祭り時には夜にも人が溢れます。比較的安全な都市なので、夜の散歩も問題なく楽しめますが、スリには気をつけるようにしてください。
お昼の町並みも勿論素敵ですので、カメラを持って是非町歩きを楽しんでみてください。
サンティアゴ巡礼のツアー
ちなみに、サンティアゴの巡礼を体験できるツアーもあります。
日本の旅行会社などもツアーを企画していたりしますので、巡礼に興味がある場合は是非一度問い合わせしてみてください。
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終わりに
今回は巡礼の町サンティアゴ・デ・コンポステーラをご紹介しました。
大聖堂、大学、パラドールなど、厳かな雰囲気の中にもとても美しい芸術品を楽しむことができる街がサンティアゴです。
スペインの中でもスポットが当たることが少ないガリシア地方ですが、魅力溢れる地域ですので、是非一度サンティアゴ・デ・コンポステーラへ足を運んでみてください。
※世界の最果てフィニステレはこちら