アートコーポレーション(アート引越センター)は、業界大手の引越し業者で最大手のサカイ引越センターに次ぐ業界第2位の勢力を誇ります。以前CMやトラックの絵柄にもなったドラえもんをマスコットキャラクターとして起用し、全国的に知名度を大きく広げたことは読者の皆様も記憶に新しいことでしょう。創業は寺田運輸が前身でサカイ引越センターやアリさんマークの引越社と同様に1968年(昭和43年)に夫婦で大阪府大東市に設立されました。創業者は寺田寿男・千代乃氏です。

 

アートコーポレーション(アート引越センター)は業界のパイオニアとして君臨し「靴下の履き替えサービス(クリーンソックスサービス)」や「荷造り荷解きご無用サービス(おまかせパック)」、「ハンガーBOX」、「TVケース」、食器梱包資材「エコ楽BOX」の考案等、数多くの新サービスや新資材商品を発表し急成長してきたことで知られています。このアイデアの源としては特に寺田千代乃氏(現・名誉会長)の力が大きいと言われています。

 

 

 

 

サービスの内容としては上記の他社には無い新サービス考案に加え、CS(顧客満足度)の向上に主眼を置いた丁寧な作業が最大のウリで、作業スピードでは同じく業界大手のサカイ引越センターやアリさんマークの引越社には劣ります。また消費者が気になるお値段についてですが、以前は「アートは作業はどこよりも丁寧だが値段が高い」と言われ続けてきましたが、現在では価格競争もほぼ同額近くまで戦える水域になってきています。営業所は全国に展開し、近距離の地場引越しと北海道から九州までの各方面の長距離、沖縄発便(発送便)には無難な強さを誇ります。苦手とする引越しは沖縄行きの着便(到着便)と概算200km圏内の中距離便の翌着です。

 

アートコーポレーション(アート引越センター)は沖縄行き着便が他の大手と比べて少ないようで単身引越しの小口便でも海運コンテナを1台まるまる1件で発送しているケースが多く見られコンテナの相積みがあまり上手く着いていないためコンテナ料金を顧客で割り算することができず値段が高額となるのです。また概算200km圏内の中距離便の翌着に関してですが、サカイ引越センターやアリさんマークの引越社がこの距離は一般的に自社のトラックで運行するのに対してアートコーポレーション(アート引越センター)はグループ会社のアートバンライン、もしくは協力会社の傭車配車での運行となるため、その分手数料が発生し自社運行に比べて値段が高額となる傾向にあります。

 

最後にアートコーポレーション(アート引越センター)で引越しの見積や作業をするとエアコンや冷蔵庫、洗濯機等の家電類や耐震マット等を販売しているので、引越しに合わせて揃えることができる点も便利なため参考にしてみて下さい。

 

 

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