2020年10月24日土曜日

新米シャーロキアン

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バーチャルツアーでシャーロックホームズを取り上げるので、いろいろな下調べをしているのですが、深みにはまりつつあります。

元から調べものが好きだったので、素質はあると思うんですが、これまできちんと計画して調べたことはなかったシャーロックホームズ。

原作はもちろん読んだこともあるし(子供のころは日本語で、最近は英語で)テレビで映画やドラマがあったら見る程度。
現代版シャーロックは DVD 全部買ったけどね(笑)

でも読めば読むほど突っ込みどころ満載だし、著者のドイルについてもいろいろな事実がわかると面白い。

イギリスでは国勢調査や選挙の登録記録を調べるシステムが整っています。
100年以上前のものは有料だけどネットで閲覧もできます。

西暦のひとけた台が1の年に国勢調査があるので、ストランドマガジンに短編が発表されたとし、1891年の国勢調査の記録を調べてみました。

この前年、コナンドイルは奥さんと二人でウィーンに眼科医としてのレクチャーを受けに行きました。
ドイツ語大変だった(自伝から)ということで、その後イギリスに帰ってきて、住んだ場所は大英博物館の北側モンタギュープレイス。
これがその年の国税調査の記録です。
クリックしたら大きくなると思うけど、23番地に彼と奥さんの名前が書いてある。

あれ、子供がいたはずなのに、おかしいなと思ってドイルの奥さんのお母さん(ポーツマスに住んでいる)の国勢調査を見たら、そこに登録されていました。
ちょっとこれだとわかりにくいので大きくしますね。
一番上がドイルの奥さんのお母さん。
そして5列目が2歳のメアリーちゃん。
家主(ドイルの義理母)との続柄は孫娘と書かれています。
29歳の独身の住込みの執事もいたようです!
ハンサムだったかどうかは不明(笑)

この当時の国勢調査は配られた用紙に記載して、回収して、係員が台帳に記載しました。
手書きから手書きなので間違いも多そう。

メアリちゃんの名前はメアリ・ルイーズなのですが、国勢調査ではメアリ・S・コナン・ドイルになっています。
そしてそのSの書き方が「絶対Sですからね!!」って風で面白い。

これは完全に私の想像ですが、台帳に書いた係はSに自信がなかったんじゃないかな。
なので次に読む人のために分かりやすくSですよって書いた気がします(笑)

こういった仮説は外れている可能性もあります。

この間も自分の思い込みでバーチャルツアー中に間違った案内をしてしまいました。
ツアー後に気になって調べたら、間違いが確定。
そこでご参加の皆さんにはメールで訂正とお詫びを送りました。

まだまだ新米だけど、シャーロキアンのリサーチは楽しい。






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