人の噂は怖いもので、一度トラブルの多いフランチャイズ本部という噂がたちますと、その後は加盟店が集まらず廃業するケースも多く見受けられます 。東京でよく噂に登ったのがH興産でした。

 

 経営も厳しくなり2016年には、英国投資ファンドキャピタのキャピタル・パートナーズに買収されています。現在は、HITOWAホールディングスとして「おそうじ本舗」「靴専科」など運営しています。

 

 会社イメージもすっかり変わってしまい、今では優良フランチャイズ本部の1社という人まで多数います。過ってのH興産の負の遺産はほとんど解消したといえます。

 

 逆にコンビニ店大手は、加盟店の運営はたいへん難しいとされながらも、しっかり利益は上がり堅実なビジネスと言われてきました。ところが最近の出店ラッシュの影響で、利益自体も危うい状態になっています。

 

 人の噂は怖いですが、実体の書き換えが行われずいつまでも古いイメージがついて回ります。フランチャイ加盟を考える人も、古い情報に振り回されていると大きな失敗を犯す原因になります。

 

【ひと言】

 現代は、ネットを通じたいへんな量の情報が行き交っていますから、何が信頼できる情報なのか取捨選択が大事です。また、本当の情報ではあっても、時間軸によって嘘と真実とが、入れ替わることもありますから話はややっこしくなります。大事なことは、今現代の事柄でしっかりとした根拠のあることです。フランチャイズでは嘘の情報も多く流れていますから注意が必要です。

 

 


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