アビガン ファビピラビル | 気付きのお部屋

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抗インフルエンザ治療薬アビガン。

一般名がファビピラビルと言うそうです。

この薬は日本初の薬で富山化学(現富士フイルム富山化学)が開発した薬で1998年頃から研究をしていたようです。

2005年の鳥インフルエンザや2014年のエボラ出血熱の流行の時も注目を集めました。

承認を得たのは2014年3月でしかも条件付きで。

今回の新型コロナウイルスでは中国で先行して販売許可を得ています。

中国では高い治療効果と副作用の少なさが販売許可を得た理由だそうです。

中国からの効果の実績がもっと報告されれば日本でも認められる可能性があります。

もともとアビガンはウイルスに対しての作用が他のインフルエンザ治療薬と違っていてタミフルなどはウイルスを細胞内に閉じ込めるように作用するんですがアビガンはウイルスの遺伝子の複製を阻害するので他の薬と効果が違うようです。

インフルエンザ薬ではゾフルーザも同じように遺伝子の複製を阻害するんですがこちらは耐性ウイルスが生じやすいという問題が話題になりました。

アビガンはこの耐性ウイルスの発生は問題になっていないようです。

新型コロナウイルスに対しての対抗策がまだ見当たらない以上可能性のある物に対しては試していくしか無いと思います。

日本でもアビガンを使っていくようなので今後の効果が期待されますね。