医学部受験の勝負が決まる時期 | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

来週火曜日に私立医学部最後の慶應大学医学部が登場して、私立医学部は一巡する。残っているのは、私立医学部後期試験と国公立医学部試験だけ。

今年の私の生徒で、私立医学部入試の当落線上をさまよっている生徒がいる。一次合格は出るものの、あと一歩決めきれないでいる。

その生徒は、うちの予備校2年目で、去年は合否を争うところまではいかなかったものの、今年は仕上げるつもりでやっていた。
ただ、本格的にエンジンがかかるのが遅かったんだよね。夏くらいまでは、形は努力している体だけど、なかなか身が入っていかなかった。
秋口にはやっと気合いが入った様子になって、ギリギリ間に合ったとは思ったが。今のところ決めてに欠いている。

エンジンがかかるのが遅かったのも痛いが、もう一つ誤算があった。去年の入試のあと、教習所に行ってしまったため、スタートダッシュを決められなかったんだよね。あの時期があれば、いろいろとやれることはあったんだけどな。

実はこの時期、今年の入試の結果が決まる時期ではあるが、もう来年に向けて、重要な時期でもある。予備校が開講されたあとは、カリキュラムをこなしていくのが大変で、自主トレーニングに充分な時間が使えない。

今年一年受験生をしていた人は分かると思うが、春先の学習は、その後至るところでジワジワと効果を発揮する。利息の高い預金となる。結局、それを得られなかった影響は、ジワジワと効いてきたな。