勉強の仕方は、人それぞれの個性に合わせて | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

中学受験の塾はたくさんある。関東ならSAPが最大のシェアであるし、東海地区でもΣやZがある。じゃあ、SAPが最も良い塾かと言えば、そんなことはないでしょ。仮にそうなら他の塾は無くなってしまっているだろうし。
集団塾ばかりじゃなくて、少人数指導塾や個別指導や通信指導やサテライトや家庭教師や親子塾など、形式は様々で、どれがいいのかなんて人によるよね。
時々、○○塾の信奉者みたいなのがいて、他の方向性を全否定したりしているけど、どんなやり方も万民に最善ということにはならないから。

これは大学受験でも同じだね。予備校に通う人も多いだろうけど、大手予備校なんかの集団授業の場合もあるし、私達の予備校みたいに割と少人数での指導のところもある。個別指導もあるし、サテライトもあるし、自習をメインにしているところもあるし、本当にいろいろだ。私は個々に合う合わないがあると思う。

私自身は、小学校5年生から浪人生1年まで9年間河合塾生だった。下手すると職員よりも河合塾のことを知っているくらいでしたね。大手予備校でうまくやっていける人がどんな人なのかも分かります。たぶん私自身は、大手予備校に適合していたと思う。基本自力で学習していく方向性で、その補助として予備校を使うことを考えている人は大手予備校が合っています。

対して、うちの予備校は少人数での指導が中心ですが、うまくいく人もそうでない人もいる。
うちでうまくいって国公立医学部に合格していった人を思い出すと、ほとんどが大手予備校に合わなさそうな人、または既にうまくいかなかった人だわ。


実際に、今年の国公立入試でQT医に出願している生徒に、去年の開講式の日に聞いてみた。
「駿台とか河合とかにしなかったの?」
その生徒は、答えた。
「大手予備校は自分に合わないと思った」

結局、学習をうまく進める方法を選択するためには、自らの特性を知っているかどうかということが肝心です。

いくた