藤田医科大学AOについて | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

今日はうちの予備校で藤田医科大学と愛知医科大学のAO推薦対策講座が行われた。
もうそんな時期だね。医学部入試の開幕戦だ。

藤田医科大学AOは、去年までは出願には事前エントリーが必要で大変さが目立ったが、今年はそれがなくなり受験しやすくなった。まだ3回目のAOであるが、年々制度が簡素化して取り組みやすくなった。

専願受験ではあるが、国公立医学部の推薦AO前期に合格したらキャンセルしてもいいルールなので、国公立医学部の前哨戦として選ばれることもある。

ただ、なかなか簡単には合格できない試験だ。数学の問題も簡単だとはいえないな。
去年は受験者208人で、正規合格18人、追加合格25人。全体的な倍率は4.8倍だから高くはないけど、正規合格の人はほとんど国公立医学部に抜けているということ。2浪までという出願資格だから予備校としては狙い目なんだけど、簡単に手出し出来ない。不合格になって心が乱される影響も心配だし。
実際に先日、去年の正規合格者のお母様からコメントを頂いたが、やはり国公立医学部に進学されたようです。

逆に現役の生徒ならば受けさせてみたい。現役枠と浪人枠は別になっているから、時期的な要素で現役不利になることはない。厳しい試験だが、合格出来ればそれでいいし、不合格でも入試の厳しさを肌で感じることができて、その後の戦いにプラスの影響が出ると思う。現役の子はまだ甘いから。

いくた