厳しい先生はいるのか? | 中学入試と医学部入試の道の駅

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小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

今日のタイトルは、厳しい先生は存在するのか?そして必要か?という意味です。

私が今の予備校で働き始めて10年が経過している。スタッフは、私が時折、厳しい先生になることを知っている。この10年で本気で叱ったことは3回かな。

学生時代からバイトで学習指導をしていた。その頃は常に厳しい指導をしていた。生徒は全員私の高校の後輩だったから、その点でも情け容赦なく。厳しくないならば時間の無駄だと思っていた。

ただそのころと比較すると私は厳しさを失ってしまった。足りないを常だと認識してしまったから。
勉強は出来なくて当たり前
ヤル気がなくて当たり前
朝遅刻してくるのは当たり前

予備校の指導員としてはそれは駄目だけどね。ただ、所詮他人の子だから。

厳しい指導は、リスクも高いし、体力も気力も必要だし、もうそれを続けるには歳を取り過ぎた。
少しでもめんどくさいと思ってしまえば、それで魂は燃えなくなる。

今年はどうしても必要で、厳しい指導を行った生徒がいる。結局どうなったか?少しの厳しさにも耐えられず逃げていったよ。もう帰って来ない。
でもそれでいいんだよ。この世界の厳しさを知らずに未練を持たれてもいかん。

自分の生きていくべき世界なのかどうかを教えてあげることも必要だ。

いくた