最後に私の指導ポリシーを書いておきたいと思います。
中学受験に関して。
私の考え方では、中学受験は第一志望に合格させたい気持ちは多分にありますが、もっと重要なことも多いと思っています。この辺り、弊ブログをお読みの方ならばお分かり頂けるでしょうか。
子供にかかる過剰なストレスを緩和しながら、勉強に対して少しでもポジティブなイメージを持たせることを主眼とします。もちろん将来的なことも考えながら。
その上で、私が持っているあらゆる手段を講じて受験を成功させるということです。
基本的な政策は、
六年生の夏休みまでは、塾ごとのカリキュラムに沿って、基本事項を完璧にすることを最優先。その過程で志望への道を見せることで、意欲を付けること。
六年生の秋以降は、あまり塾のことは考えず、活かせる部分は活かすものの、後はひたすら志望校合格に向かって最短ルートを通すこと。
こういったこと、全てはケースバイケース。
大学受験に関しては、私の考え方も指導の仕方も全く違う。
大学受験はただひたすらに合格だけを追う戦い。後がどうなろうが、合格だけが大正義。
だから、ひたすら私は必要なことを解説指導して、宿題を出して、チェックする。高校生でも浪人生でも。妥協は一切なし。
もちろん、努力すればできる範囲のことを要求する。
そして、事あるごとに言い続ける。
「基礎が大切、基礎だけ大切、基礎しかない」
それに反論する生徒もいるけど、そういう奴ほど基礎ができていない。だから、基礎で躓かせて、痛い目に遭わせる。
大学受験は、明確に本人の意思でやっているのだから。それで努力不足なのは即ち認識の甘さなのだから。
本当に厳しそうだと思われるかもしれないが、実際には出来るだけ楽しくやる。数学や理科は、楽しくやらないと頭に入らないから。
「幾太郎先生は楽しい先生ですよね」
と言われることの方が多い。
だから逆に叱るときに効果的なんだよね。いつも叱っているとただの怒りん坊先生になってしまう。
大学受験の方は、本当に純粋な科目指導教官だと思ってくれた方がいい。あまりメンタルケアとかしないから。技術指導をする人、大学に捻じ込む係の人だと思ってほしい。
大学受験にケースバイケースはない。サミットは決まっているのだから。
6日連続で幾太郎の過去と、現在の考え方についてお話ししてきました。
私が様々な生徒の指導で経験を積み重ねることができて、多くの実績を築けたのは、派遣会社や指導仲間などが助けてくれたことや、運が良かったということで間違いないのですが、敢えて私は、運も実力のうちであると、胸を張りたいところです。
いくた