ゴールは遠くに見えて近いかもしれない | 中学入試と医学部入試の道の駅

中学入試と医学部入試の道の駅

小さな子供が健気に全力で取り組む中学入試。将来を掴み取るために必死で闘う医学部入試。予備校で数学を教える私が全力で応援するブログです。

 

上の記事の彼だが、私のブログを読んでいてくれていたそうだ。改めておめでとう。慶太郎さんに激励コメントをいただいて、喜んでいました。
不器用さを武器にして、精進努力してほしい。
 
そして、昨日3/31になって、私の担任の生徒から医学部生が誕生した。その生徒は私が科目担当した生徒ではない。(担任だけど担当じゃないって、うちの予備校の人以外にはわかんないね)
その生徒は私の高校の後輩なのだが、昨年4月のスタート時点ではゴールまでは遠かったね。クラス分けテストの結果をみると、これが同窓生のものか?にわかには信じられないものだったから。部活のやりすぎで勉強が疎かになっていたということだ。
 
でもとにかく頑張っていたんだよね。ただ頑張りだけは他の誰にも負けていなかった。だから勉強が順調に進んでいた・・・ということはない。この一年間、常に厳しい成績の連続だった。年が明けて、大学別対策講座で彼を指導したのだが・・・私の見立てでは厳しい戦いになると感じていた。
 
しかし、彼は薄氷ではあるが、薄氷中の薄氷ではあるが、昨日勝利を得た。この事実から私が感じたことを書いておきたい。
 
①諦めないことだ
模試の成績で合否が決まるわけではない。一年間の成績は途中経過でしかない。入試のその日まで諦めない気持ちが勝利を呼び込む。私は精神論で受験を語ることは否定的ではあるものの、気持ちが付いてこないと合格には到達できない。
 
②錆び付いていても中学受験で鍛えた能力は確か
結局、子供の頃から頭脳を鍛えてきたことが最後になって活きてくるもの。勉強をどのようにやっていけばよいのかが分かっているから、最後に成果を得ることができるのであろう。
 
③やっぱり部活のやり過ぎはいかんね
この結果をどのようにみるか。部活で燃え尽きてきたからこそ最後の馬力が出たとも言える。しかし、ちゃんと計画的にやっていれば、もう少し余裕のある受験になったのではなかろうか。もしかすると現役合格もあったのかもしれない。

いくた